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主任研究者 大阪大学大学院医学系研究科 三好 康雄 研究者氏名、所属および分担研究課題
平成14年度研究報告 研究成果の要旨 乳がん患者249人と健常女性274人を対象にcase-control studyを行った結果、CYP19のイントロンに存在するTTTAの繰り返し多型、およびCYP1A1の3'非翻訳領域のT/Cの多型は、ER陽性乳がんの易罹患性と相関することが明らかとなった。さらに2つの多型を組み合わせると、High risk群はLow risk群より有意に罹患性は上昇し、調整odds比は2.47(95%信頼区間 1.38-4.41)で、多変量解析の結果、疫学的なリスクファクター(家族歴、出産歴、BMI)とは独立していた。血清エストロンレベルは、閉経後のER陽性乳がんのリスクと相関し(調整オッズ比23.79、95%信頼区間 3.50-161.5)、またマンモグラフィーの乳腺密度は、閉経後乳がんのリスクと有意な相関を示した(調整オッズ比5.34、95%信頼区間 1.01-28.32)。これらのリスクファクターに疫学的リスクファクターを組み合わせることで、より正確に罹患リスクを推計することが可能であり、予防的処置を施行する際、ハイリスク群を選別するのに有用と考えられた。 平成13年度研究成果の要旨
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更新日:2004/12/01 |