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主任研究者 国立療養所久里浜病院 横山 顕 研究者氏名、所属および分担研究課題
平成14年度研究報告 研究成果の要旨 多施設症例対照研究を継続し487例の食道・頭頸部癌症例と1395例の対照を登録した。頭頸部癌ではALDH2欠損と関連する多発ヨード不染帯が食道重複発癌の指標となった。大酒家食道癌ではALDH2欠損と同時性食道多発癌の存在が異時性食道癌と下咽頭重複癌のリスクを高めた。赤血球のMCV100fl以上が発癌リスクの高い"中等量以上飲酒するALDH2欠損者"のマーカーになった。MCV増大にはアセトアルデヒドへの暴露など食道発癌と共通因子があると推測される。大酒家ではMCV106fl以上が食道早期癌のマーカーとなり、ALDH2/ADH2遺伝子型と相乗的にリスクを高めた。非活性型ADH3も食道癌リスクを高めたが非活性型ADH2との連鎖不平衡による見かけ上のものであった。アルデヒド・DNA結合体の高感度測定法を開発し、癌組織で測定する計画書を作成した。呼気中アセトアルデヒド測定ではALDH2欠損者が非活性型ADHを有すると、呼気中アセトアルデヒドがより高値となった。 平成13年度研究成果の要旨
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更新日:2004/12/01 |