12-14 局所進行前立腺がんに対する内分泌療法・放射線療法併用の意義に関する研究
 
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12-14 局所進行前立腺がんに対する内分泌療法・放射線療法併用の意義に関する研究

主任研究者 群馬大学医学部 山中 英壽


研究者氏名、所属および分担研究課題
研究者氏名
所属施設 地位
分担研究課題名
山中 英壽
群馬大学医学部 教授
6分割生検などからみた内分泌・放射線療法併用効果の検討並びにランダマイズ研究の総括
藤元 博行*1
国立がんセンター中央病院 医長
がん病巣の内分泌・放射線療法併用効果の生物学的検討に関する研究
松岡 直樹*2
国立がんセンター中央病院 医師
がん病巣の内分泌・放射線療法併用効果の生物学的検討に関する研究
塚本 泰司
札幌医科大学 教授
治療後PSA半減期からみた放射線治療効果の検討および前立腺がんにおける血管新生と再燃
福井 巌
財団法人癌研究会附属病院 部長
T3前立腺がんにおける正確な臨床的診断法の確立ならびに臨床病理学的所見とホルモン感受性との関連性に関する検討
内藤 誠二
九州大学大学院医学研究院 教授
内分泌・放射線療法併用におけるQOLの研究
宇佐美 道之
大阪府立成人病センター 部長
T3前立腺がんの放射線治療後の再発に関する検討
斉藤 史郎
国立病院東京医療センター 医長
前立腺がんの放射線治療が性機能に与える影響
橋根 勝義
国立病院四国がんセンター 医師
前立腺がんに対する内分泌併用放射線療法後のQOL-特に内分泌療法中止後について
栃木 達夫*2
宮城県立がんセンター 部長
局所進行前立腺がんに対する内分泌単独療法と内分泌・放射線併用療法の予後に関する研究
岩崎 明郎*3
茨城県立中央病院 医長
前立腺がんに対するMAB単独療法とMAB放射線併用療法の経時的病理組織学的ならびに臨床効果の比較検討
*1:平成12年4月1日−平成14年3月31日
*2:平成14年4月1日−
*3:平成12年4月1日−平成13年3月31日



平成14年度研究報告 研究成果の要旨

我が国において、従来より局所進行前立腺がんに対する治療法として内分泌単独療法が施行されることが多い。しかし、近年放射線療法を併用する内分泌・放射線併用療法の効果が良好であると報告され、併用療法の局所進行前立腺がん治療における臨床的意義はほぼ確立されたといえる。しかし、放射線療法後のAdjuvant療法としての内分泌療法の検討はいまだ不十分である。平成12年度に局所進行前立腺がんに対する内分泌・放射線併用療法施行後の有効なAdjuvant内分泌療法を検討するための無作為前向き比較試験の立案がなされた。平成13年1月に1例目の症例が登録センターに登録された。平成14年3月には86例の1次登録が完了し、86例中35例が2次登録を完了している。その後、症例の登録は順調に進み、平成15年3月末現在176例が1次登録が完了し、そのうち102例が2次登録を完了している。本RCTは1次登録後60ヶ月時点で評価されるので、生存率による直接的評価はまだできないが、前立腺がんの治療評価として重要であるQOL評価については知見が集積しつつある。

平成13年度研究成果の要旨

本ページは、研究成果の要旨のみを掲載しております。
詳しい研究報告をご覧になりたい方は、「厚生労働省がん研究助成金による研究報告集 平成14年度」を全国の医学部・医科大学図書館に配布しておりますので、そちらをご利用下さい。



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更新日:2004/12/01