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主任研究者 国立がんセンター中央病院 金子
明博 研究者氏名、所属および分担研究課題
*2:平成14年4月−平成15年3月 平成14年度研究報告 研究成果の要旨 1. 網膜芽細胞腫患児の外来通院での全身麻酔下での眼底検査を70症例について行い、特に問題となる合併症を生じず、今後は眼底検査のみならず、比較的侵襲の少ない、レーザー治療、melphalanの硝子体注入なども必要に応じて行う予定である。 2. 網膜芽細胞腫の眼球保存療法の初回治療法として放射線外部照射を使用しない場合の眼球保存成功率を、41症例53眼について検討した。初回治療に放射線外部照射を使用しない場合62%で眼球保存に成功したが、再発時にこれを使用すると成功率は92%にまで上昇した。 3. ぶどう膜悪性黒色腫の新しい診断法として123I-IMPをトレーサーとしてSPECTを用いる方法を検討した。眼球保存治療後に眼球内に残存する腫瘍瘢痕の活性度を判定する方法としても有用であることを発見した。 4. 米国のFDAにより医療器具として認可されているPorex社のMedpor可動性義眼台の有用性と安全性を、片眼性網膜芽細胞腫7例と脈絡膜悪性黒色腫3例で検討した。術後の観察期間は短いが、露出などの後遺症は無く、無眼球性眼瞼内反症も認められず良好な経過をたどっている。 平成13年〜14年度総合研究報告 研究成果の要旨 1. 網膜芽細胞腫患児の外来通院での全身麻酔下での眼底検査を70症例について行い、特に問題となる合併症を生じず、今後は眼底検査のみならず、比較的侵襲の少ない、レーザー治療、melphalanの硝子体注入なども必要に応じて行う予定である。 2. 網膜芽細胞腫の眼球保存療法の初回治療法として放射線外部照射を使用しない場合の眼球保存成功率を、41症例53眼について検討した。初回治療に放射線外部照射を使用しない場合62%で眼球保存に成功したが、再発時にこれを使用すると成功率は92%にまで上昇した。 3. ぶどう膜悪性黒色腫の新しい診断法として123I-IMPをトレーサーとしてSPECTを用いる方法を検討した。眼球保存治療後に眼球内に残存する腫瘍瘢痕の活性度を判定する方法としても有用であることを発見した。 4. 米国のFDAにより医療器具として認可されているPorex社のMedpor可動性義眼台の有用性と安全性を、片眼性網膜芽細胞腫7例と脈絡膜悪性黒色腫3例で検討した。 術後の観察期間は短いが、露出などの後遺症は無く、無眼球性眼瞼内反症も認められず良好な経過をたどっている。 平成13年度研究成果の要旨
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更新日:2004/12/01 |