13-6 頭頸部がんにおける機能温存治療の標準化に関する研究
 
がん研究助成金タイトルバー
がん研究助成金 計画研究 計画研究一覧へ戻る

13-6 頭頸部がんにおける機能温存治療の標準化に関する研究

主任研究者 国立がんセンター東病院 林 隆一


研究者氏名、所属および分担研究課題
研究者氏名
所属施設 地位
分担研究課題名
林 隆一
国立がんセンター東病院 医長
頭頸部がんにおける機能温存療法の標準化に関する研究
長谷川 泰久
愛知県がんセンター 部長
口腔・中咽頭がんに対する治療方針、治療成績、術後機能に関する研究
藤井 正人
慶應義塾大学医学部 専任講師
中下咽頭がんに対する機能温存を目指した集学的治療の開発
川端 一嘉
財団法人癌研究会附属病院 副部長
咽頭がんにおける機能温存治療討
吉野 邦俊
大阪府立成人病センター 部長
喉頭・咽頭がんにおける機能温存治療
永原 國彦
国立京都病院 医長
喉頭がん・下咽頭がんに対する喉頭温存手術の標準化
雲井 一夫
国立姫路病院
頭頸部がんにおける機能温存治療の標準化に関する研究
明神 美弥子*
国立札幌病院
CDDP同時併用時における至適放射線治療スケジュールの検討
*:平成13年4月1日−平成14年3月31日


平成14年度研究報告 研究成果の要旨

従来、声門がん放射線治療後の再発症例に対しては、喉頭全摘術が中心となっていたが、症例集積と解析の結果、喉頭部分切除術が根治性・喉頭温存の観点から標準的な術式と考えられ、平成14年10月より放射線治療後の再発症例に対しては喉頭部分切除を原則として行うこととして症例集積を開始した。下咽頭がんに対する喉頭温存手術は従来、喉頭の切除を伴わないものに対して行われていたが、近年、進行症例に対しての適応が増加している。そのような症例に対しては、披裂喉頭蓋ヒダの再構築、広い下咽頭腔の再建が誤嚥の回避に必要と考えられた。今後は喉頭を含めた隣接組織の切除を要する症例での誤嚥のない術式の開発が必要である。


平成13年〜14年度総合研究報告 研究成果の要旨

従来、声門がん放射線治療後の再発症例に対しては、喉頭全摘術が中心となっていたが、症例集積と解析の結果、喉頭部分切除術が根治性・喉頭温存の観点から標準的な術式と考えられ、平成14年10月より放射線治療後の再発症例に対しては喉頭部分切除を原則として行うこととして症例集積を開始した。舌全摘症例での喉頭温存率は41%であった。誤嚥防止手術の併施により、喉頭温存率は向上する可能性がある。下咽頭がんに対する喉頭温存手術は従来、喉頭の切除を伴わないものに対して行われていたが、近年、進行症例に対しての適応が増加している。そのような症例に対しては、披裂喉頭蓋ヒダの再構築、広い下咽頭腔の再建が誤嚥の回避に必要と考えられた。今後は喉頭を含めた隣接組織の切除を要する症例での誤嚥のない術式の開発が必要である。

平成13年度研究成果の要旨

本ページは、研究成果の要旨のみを掲載しております。
詳しい研究報告をご覧になりたい方は、「厚生労働省がん研究助成金による研究報告集 平成14年度」を全国の医学部・医科大学図書館に配布しておりますので、そちらをご利用下さい。



前の研究へ   次の研究へ

| がん研究助成金トップへ |


更新日:2004/12/01