13-16 高精度小線源治療の開発及び評価に関する研究
 
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13-16 高精度小線源治療の開発及び評価に関する研究

主任研究者 財団法人癌研究会附属病院 山下 孝


研究者氏名、所属および分担研究課題
研究者氏名
所属施設 地位
分担研究課題名
山下 孝
財団法人癌研究会附属病院 放射線治療科 部長
高精度小線源治療の開発及び評価に関する研究
土器屋 卓志
埼玉医科大学放射線科 教授
食道及び前立腺がんの高精度小線源治療
築山 巌
栃木がんセンター 放射線治療部 部長
前立腺、骨盤内臓器の腫瘍の治療
日下部 きよ子
東京女子医科大学 放射線科核医学部 教授
非密封アイソトープを利用した悪性腫瘍の治療
西村 哲夫
*1 浜松医科大学放射線科 助教授
*2 静岡県立静岡がんセンター放射線治療科 部長
頭頚部、食道の悪性腫瘍の治療
田中 栄一
大阪大学大学院 医用制御工学放射線科 助手
前立腺、骨盤内臓器の悪性腫瘍の治療
門間 哲雄
東京医療センター泌尿器科 医師
低線量率Irを用いた前立腺がん小線源治療
片岡 正明*3
四国がんセンター放射線科 医長
前立腺がんに対するIr-RALSを用いた組織内照射法に関する研究
鎌田 実*4
愛知県がんセンター放射線治療部 医長
食道がんに対する腔内照射法の有効性評価に関する研究
*1:平成13年4月1日−平成14年3月31日
*2:平成14年4月1日−平成15年3月31日
*3:平成13年4月1日−平成14年3月31日
*4:平成13年4月1日−平成14年3月31日



平成14年度研究報告 研究成果の要旨

高線量率Ir-192 ( High Dose Rate Iridium, HDRIr-192 ) 装置を用いた、頭頸部、食道、気管・気管支、前立腺、骨盤内臓器等の悪性腫瘍に対する高精度小線源治療法は子宮頸癌を除いて、まだレベルの高いエビデンスが得られているとは言えない。そこで、その有用性の評価を行う為に、各施設がそれぞれに行っている治療法の治療成績をまとめると共に各部位についてまず、少なくとも一つの共通のプロトコール作成を検討した。今年度は頭頸部、食道、前立腺の3部位についてはプロトコールをほぼ完成させており、気管・気管支癌、子宮頸癌については継続して検討している。又、非密封アイソトープを用いた甲状腺癌の治療法については、アンケート調査により治療の実態を把握すると同時に病巣吸収線量を測定し、患者を介護する放射線医療従事者の被曝線量も測定した。


平成13年〜14年度総合研究報告 研究成果の要旨

高線量率Ir-192 ( High Dose Rate Iridium, HDRIr-192) 装置を用いた、頭頸部、食道、気管・気管支、前立腺、骨盤内臓器等の悪性腫瘍に対する高精度小線源治療法は子宮頸癌を除いて、まだレベルの高いエビデンスが得られているとは言えない。平成13年度は各施設の個別研究の研究成果を検討してきたが、14年度は共通のプロトコールに基づく臨床研究にむけて検討した。特に、前立腺癌は高齢化社会と検査法の進歩により急増しているので、組織内照射の有用性を確認するためのプロトコール作りを検討した。プロトコール作りを行う中で治療法の標準化に向けて検討がなされた。又、非密封アイソトープを用いた甲状腺癌の治療法については、全国アンケート調査により治療の実態を把握すると同時に病巣吸収線量を測定し、患者を介護する放射線医療従事者の被曝線量も測定した。今後は治療効果についても検討の予定である。

平成13年度研究成果の要旨

本ページは、研究成果の要旨のみを掲載しております。
詳しい研究報告をご覧になりたい方は、「厚生労働省がん研究助成金による研究報告集 平成14年度」を全国の医学部・医科大学図書館に配布しておりますので、そちらをご利用下さい。



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更新日:2004/12/01