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主任研究者 国立がんセンター中央病院 笹子 充 研究者氏名、所属および分担研究課題
*2:平成14年4月1日−平成15年3月31日 平成14年度研究報告 研究成果の要旨 本研究スタート時に微小転移と呼んでいたものは、2002年に発刊されたUICCのTNM分類ではITC(Isolated Tumor Cells)と命名されたことより、この邦訳である遊離癌細胞という呼称を用いる。 1)多施設共同で1984-1990年の期間のpT2pN0, pT2pN1症例(consecutive series)400例を対象に胃がんのリンパ節内ITCの存在を抗サイトケラチン抗体による免疫染色で検討した。その結果、リンパ節内のITCの存在は予後に全く関係しないことが判明した。 2)Dukes Bにおけるリンパ節内ITCの免疫染色を施行し、その有無と予後との関係を調査中である。 3)胃がん患者の骨髄中および末梢血中のITCの出現を検索している。最終的には1000例について調査を行うが、現在まで100例で測定し、少数ながら骨髄あるいは末梢血中にITCを認めている。 4)3施設397症例より収集された腹腔洗浄液中のCEAmRNA値をリアルタイムRT-PCR法を用いて測定した。cut-off値は10が最適と判明し、その結果細胞診陰性、RT-PCR陽性群は細胞診陽性群と両者とも陰性群の中間の予後を示すことがわかった(p<0.0001)。 平成13年〜14年度総合研究報告 研究成果の要旨 1)多施設共同で胃がんリンパ節内遊離癌細胞(ITC)の予後に対する影響を検討した。1984-1990年の期間のpT2pNO, pT2pN1症例(consecutive series)400例を対象に胃がんのリンパ節内ITCの存在を抗サイトケラチン抗体による免疫染色で検討した。その結果、リンパ節内のITCの存在は予後に全く関係しないことが判明した。 2)Dukes Bにおけるリンパ節内ITCの免疫染色を施行し、その有無と予後との関係を調査中である。 3)胃がん患者の骨髄中および末梢血中のITCの出現を検索している。最終的には1000例について調査を行うが、現在まで100例で測定し、少数ながら骨髄あるいは末梢血中にITCを認めている。 4)3施設397症例より収集された腹腔洗浄中のCEAmRNA値をリアルタイムRT-PCR法を用いて測定した。Cut-off値は10が最適と判明し、その結果細胞診陰性、RT-PCR陽性群は細胞診陽性群と両者とも陰性群の中間の予後を示すことがわかった(p<0.0001)。 平成13年度研究成果の要旨
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更新日:2004/12/01 |