13-5 眼部悪性腫瘍患者における生活の質の向上を目指した治療法開発に関する研究
 
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13-5 眼部悪性腫瘍患者における生活の質の向上を目指した治療法開発に関する研究

主任研究者 国立がんセンター中央病院 金子 明博


研究者氏名、所属および分担研究課題
研究者氏名
所属施設 地位
分担研究課題名
金子 明博
国立がんセンター中央病院 医長
眼部悪性腫瘍の眼球保存的治療法の開発
金子 行子
至誠会第二病院 部長
可動性義眼台の有用性と安全性に関する研究
後藤 浩
東京医科大学医学部 助教授
123I-IMP SPECTによるぶどう膜悪性黒色腫の診断並びに治療効果判定の研究
柳澤 隆昭
東京慈恵会医科大学医学部 講師
網膜芽細胞腫の化学療法に関する研究
遠藤 正浩
国立がんセンター中央病院 医長
網膜芽細胞腫患者の外来全身麻酔による診療に関する安全性の検討
山根 隆
済生会神奈川県病院 医長
眼部悪性腫瘍の選択的眼動脈注入法による化学療法の開発
大島 浩一(班友)
国立病院岡山医療センター 部長
実験的脈絡膜悪性黒色腫のレーザー治療に関する病理学的研究


平成15年度研究報告 研究成果の要旨

外来での全身麻酔下での眼底検査を生後6ヶ月以上の患児70症例で行い、特に重大な問題を発生することなく施行できた。2003年4月からは、術後痛の少ない治療が必要な場合には加療も行い良好な結果を得ている。欧米で広く行われている網膜芽細胞腫の眼球保存療法の初回治療としての全身化学療法を23症例に施行した。治療が終了した13名の内、2名の3眼を除き、他の局所療法との併用により眼球温存に成功し、その有効性が示唆された。 我々の開発した硝子体播種を伴う症例の眼球保存治療法としてmelphanの硝子体内注入法を39眼に施行し23眼(59%)に成功し、その安全性と有用性が確認された。 Medpor可動性義眼台を13症例に使用し良好な治療結果を得た。ぶどう膜悪性黒色腫の治療前の診断及び治療後の功果判定法として123I-IMP SPECTを73症例で行い、特異度94%、感度100%の優れた診断精度が得られた。

平成14年度研究成果の要旨

本ページは、研究成果の要旨のみを掲載しております。
詳しい研究報告をご覧になりたい方は、「厚生労働省がん研究助成金による研究報告集 平成15年度」を全国の医学部・医科大学図書館に配布しておりますので、そちらをご利用下さい。



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更新日:2004/12/01