13-7 がん外科治療における形成再建手技の確立に関する研究
 
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13-7 がん外科治療における形成再建手技の確立に関する研究

主任研究者 国立がんセンター中央病院 木股 敬裕


研究者氏名、所属および分担研究課題
研究者氏名
所属施設 地位
分担研究課題名
波利井 清紀*1
杏林大学医学部 教授
顔面軟部組織再建手技の標準化について
木股 敬裕
国立がんセンター中央病院 医長
口腔癌切除後の再建における感染の制御に関する研究
野ア 幹弘
東京女子医科大学 主任教授
下咽頭・頸部食道再建術式の標準化と合併症の回避への対策
鳥居 修平
名古屋大学医学部 教授
困難な再建症例に対する大網の利用
山田 敦
東北大学医学部 教授
上顎がん切除後の二次再建術式の標準化について
小林 誠一郎
岩手医科大学 教授
口腔癌切除後の再建における手術侵襲への対策
岡田 守人
兵庫県立成人病センター 医長
肺癌外科治療における根治性と機能温存を追及した気管気管支形成術
*1:平成15年4月1日−平成15年9月30日


平成15年度研究報告 研究成果の要旨

がんの外科的治療後の組織欠損に対する形成外科的手技の必要性は、「がん患者のQOLの維持と向上」が強く求められる現在、ますます大きなものになりつつある。特に、摂食会話という複雑な機能と外貌を有する頭頚部領域の広範囲切除には、適切な再建術が術後機能と顔面形態の維持のため不可欠となっている。しかし、手術手技が多様で標準化されていないこと、再建方法によっては高侵襲になること、そして術後の局所合併症が多いことが課題として残っている。
本研究では、頭頚部がん切除後の欠損を中心とし、確実かつ低侵襲で、合併症が少ない再建手技の開発・確立を目指し研究を行った。その結果、顔面軟部組織欠損、下咽頭・頚部食道欠損における最適な再建手技の確立と、再建困難な症例に対する大網の有効性を証明した。また、口腔癌、上顎癌における再建後の局所合併症の実態とその原因についての解明を実証できた。さらに、下顎骨の低侵襲再建手技に必要な骨延長器の開発を行うことができた。一方、肺癌外科治療における機能温存を目的とした新しい気管気管支形成術の有効性を実証した。

平成14年度研究成果の要旨

本ページは、研究成果の要旨のみを掲載しております。
詳しい研究報告をご覧になりたい方は、「厚生労働省がん研究助成金による研究報告集 平成15年度」を全国の医学部・医科大学図書館に配布しておりますので、そちらをご利用下さい。



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更新日:2004/12/01