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主任研究者 国立がんセンター がん予防・検診研究センター 柿沼 龍太郎
研究者氏名、所属および分担研究課題
*2:平成16年1月1日−平成16年3月31日併任 平成15年度研究報告 研究成果の要旨 すりガラス病変を呈する肺腺癌のthin-section CT(TS-CT)上での進展形式には、増大型、縮小型、濃度型の3種類に分類でき、noninvasiveかminimally invasiveな腺癌であることを明らかにし、自然史の一部を解明した。TS-CT上充実性濃度を呈する10mm以下の肺結節の良悪性の鑑別に関する研究では、fine spiculationおよびair bubbleの所見が悪性の診断に有用である可能性が示唆された。マルチスライスCTを用いた肺癌検診における再構成画像10mm画像と2mm画像での結節描出能の比較を行い、10mm画像での読影を最初に行い、その後に2mm画像を参照画像とすることで、false positiveを約14%低減することができる可能性があることを明らかにした。径20mm以下の肺腺癌におけるTS-CT画像での質的診断のための定量的評価-画像所見と病理所見,予後との対比検討を行い、消失率を50%に区切ることが病理所見や予後が全く異なる2群に大別する基準であることを明らかにした。肺がん縮小手術における術中迅速肺切除margin洗浄細胞診の有用性について検討し、細胞診陰性であった167例には局所再発は認められず、本細胞診検査は縮小手術を安全に行うための有用な手段と考えられた。 平成14年度研究成果の要旨
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更新日:2004/12/01 |