![]() |
||||||||||||||||||||||
主任研究者 埼玉医科大学 佐々木 康綱
研究者氏名、所属および分担研究課題
平成15年度研究報告 研究成果の要旨 本年度は、以下の研究成果を得た。(1)MethotrexateのATP依存的な輸送を検出することができ。(2)Fadrozole代謝におけるCYP2A6, CYP2C19, CYP3A4 の関与を解析した結果、CYP1A2,CYP2A6 およびCYP2D6には、主にシス8位水酸化酵素活性が,CYP2C19,CYP2D6 およびCYP3A4 には、主にトランス8位水酸化酵素活性が認められた。(3)DocetaxelのCLに対する影響因子としてAAGのみが有意であり、CYP3A5 遺伝多型には有意差は認められず、CLに対するCYP3A5 遺伝多型の関与は小さかった。(4)UGT1A1のプロモーター領域でUGT1A1*28 よりさらに上流域に存在するフェノバルビタール反応増強モジュール(PBREM)のPBREM領域にある遺伝子多型T-3263Gとirinotecanの副作用との関係は乏しかった。(5)日本人がん患者におけるpaclitaxelの血中薬物濃度の個体間のバラツキを検討した結果、体表面積に基づいて投与量を設定した場合の対数変換したAUCの"coefficients of determination"は、84%であり実投与量の78%よりも相関が高かった。(6)CYP3A4活性個体差予測に基づくDocetaxel個別化投与量設定法を用いることにより、従来の体表面積による投与量設定に比べて個別化投与量設定法によりAUCのバラツキが46%減少し、個別化投与量設定法により29.1%の患者がメリットを享受しうることが示された。 平成14年度研究成果の要旨
|
||||||||||||||||||||||
![]() ![]() | がん研究助成金トップへ | |
||||||||||||||||||||||
更新日:2004/12/01 |