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主任研究者 大阪大学大学院医学系研究科 金田
安史
研究者氏名、所属および分担研究課題
平成15年度研究報告 研究成果の要旨 癌組織特異的な導入技術の開発について、アデノウイルスのファイバー改変型とポリマー修飾HVJ envelope vectorを構築し、前者は初代培養ヒト白血病細胞や樹状細胞への導入に適し、後者は血液中での安定性が増し、また腹膜播種癌に対しても導入効率が増強された。また樹状細胞にアデノウイルスベクターを用いマウスp53遺伝子発現を発現させると強い抗腫瘍効果が得られた。一方、腎癌に対する免疫遺伝子治療の増強のため液性免疫を誘導する腫瘍抗原を探索し、SEREX法により候補となる抗原クローンを分離できた。さらに抗腫瘍ワクチンとしてTGF-betaの異種動物由来のホモログの投与が有効であることを見出した。またHVJ-E vectorを用いた新規癌治療遺伝子の探索により2種類の新規癌抑制遺伝子がクローニングされた。 最後にウイルス複製を利用した癌破壊法の試みとして平滑筋肉腫瘍治療のためカルポニンプロモーターを用いた制限増殖型ヘルペスウイルスd12.CALPRRを構築し、ヒトカルポニン遺伝子を直接或いは静脈内投与により平滑筋肉腫の破壊を起こすことができた。 平成14年度研究成果の要旨
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更新日:2004/12/01 |