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主任研究者 群馬大学大学院医学系研究科 遠藤 啓吾
研究者氏名、所属および分担研究課題
平成15年度研究報告 研究成果の要旨 本研究の成果については、まずFDG-PETの有用性を検討するためにがんの画像診断において『CT単独の場合』 と『CTにFDG-PETを併用した場合』 との診断能を多施設共同研究としてProspectiveに検討した。FDG-PETは初期治療前の原発巣に比べリンパ節転移、遠隔転移など治療後の方がより有用であった。また原発巣でも頭頚部腫瘍や肺腫瘍に比し悪性リンパ腫、大腸癌での貢献が大きかった。CTにFDG-PETを追加することによって,病変の評価を約10%正確な方向へ導くことができると考えられた。肺癌(非小細胞癌)および大腸癌の術後経過観察中CEAが上昇、かつCTでは異常所見を認めない肺癌患者12例中7例でPETにより再発巣が発見され、大腸癌患者20例中11例にPETで異常集積が発見された。FDG以外のPET製剤としてアミノ酸代謝製剤11C-メチオニンを用い、甲状腺分化癌においてMET-PETの方がFDG-PETより新しい病変の検出には優れていることが示された。MMP阻害剤をベースとしたPET用18F標識薬剤として[18F]SAV03およびメチルエステル体SAV03Mを開発した。 平成14年度研究成果の要旨
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更新日:2004/12/01 |