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主任研究者 国立がんセンター中央病院 笹子 充
研究者氏名、所属および分担研究課題
平成15年度研究報告 研究成果の要旨 本研究の成果については、1)多施設共同で胃がんリンパ節内ITCの予後に対する影響を検討した。pT2pN0/1症例402例を対象にリンパ節内ITCの存在を抗サイトケラチン抗体による免疫染色で検討した。リンパ節内のITCの存在は予後に全く関係しなかった。2)大腸がんDukes B症例におけるリンパ節内ITCの免疫染色を施行し、その有無と予後との関係を調査中である。3)胃がん患者の骨髄中および末梢血中のITCの出現を検索している。現在まで738例から骨髄と末梢血標本を得た。現在までに測定できた297例に関する検出では、末梢血に於けるCEA陽性例は19%、骨髄液では11%であった。4)3施設397症例より収集された腹腔洗浄液中のCEAmRNA値をリアルタイムRT-PCR法を用いて測定した。cut-off値は10が最適と判明し、これを用いて陰性・陽性を決定した。細胞診陰性、RT-PCR陽性群は細胞診陽性群と両者とも陰性群の中間の予後を示し(p<0.0001)、本法が腹腔内胃がんITCの検出に有用であることが判明した。5)多施設共同で大腸がんの周術期における血中ITCの検出を試み、予後や転移との関係を研究中である。 平成14年度研究成果の要旨
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更新日:2004/12/01 |