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主任研究者 国立がんセンター東病院 木下 平
研究者氏名、所属および分担研究課題
平成15年度研究報告 研究成果の要旨 本研究の成果については、以下のごとくである。術中照射に関する国内外の文献を検討し、術中照射の有効性を評価する前向きの臨床比較試験がないことを確認し、有効性を評価できる可能性のある疾患、および対象についても検討した結果、膵がん治癒切除例に対する補助療法としての術中照射の有効性評価のための臨床比較試験が、唯一実行可能な研究であるという結論に達した。そこで膵がん治癒切除例を対象とした術中照射の意義を評価するための多施設共同臨床比較試験のプロトコールを作成し、参加施設の倫理審査委員会での審査終了後に、登録を開始した。2002年10月にすべての施設の倫理審査が終了し、2004年3月現在54例が登録されている。現時点で手術関連死亡は術中照射を行わない群での1例があるのみでプロトコール治療群に特記すべき問題点は提起されていない。この研究班で術中照射の晩期合併症と考えられる肝外門脈閉塞の症例を調査したところ、3施設から複数例が提示された。術中照射との因果関係に関しては議論のあるところであるが、この臨床比較試験の症例での比較検討に期待が持たれる。 平成14年度研究成果の要旨
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更新日:2004/12/01 |