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主任研究者 国立がんセンター中央病院 加藤 抱一
研究者氏名、所属および分担研究課題
*2:平成15年4月1日−平成16年3月31日 平成15年度研究報告 研究成果の要旨 食道がんに対する侵襲低減治療開発のための、「Stage I (T1N0M0)食道がん症例を対象とした放射線・抗癌剤同時併用療法の第II相試験」は、平成12年7月既に症例登録が終了したが、本班の段階である平成14年8月に予定症例追跡期間に到達し、本班にて現在も長期の経過観察中である。予定症例追跡期間終了時の結果は、完全奏功率95%、治療中の有害反応は全てgrade 3以下、晩期有害反応も現在までgrade 4以上のものはなし、治療後の2年生存割合は93.1%、EMRなどで処理された小再発を除く2年無再発割合は75%であり、外科治療症例の予後に匹敵する良好な結果であった。この結果から、本治療法は現在の標準治療である外科治療と有効性の比較を行う意義がある治療であると結論し、両治療法の効果を無作為に比較する第III相試験を計画した。そのプロトコールコンセプトは比較試験参加同意者のみならず非同意症例も登録し解析に用いるものでJCOG委員会で承認され、プロトコール作成中である。 平成14年〜15年度総合研究報告 研究成果の要旨 食道がんに対する侵襲低減治療開発のため、放射線・抗癌剤同時併用療法の科学的評価を行う多施設共同研究を目的として班が組織された。Stage I (T1N0M0)食道がん症例を対象とした放射線・抗癌剤同時併用療法の第II相試験は、平成12年7月既に症例登録が終了し、本班の段階である平成14年8月にには予定症例追跡期間に到達し、現在も長期の経過観察中である。 第II相試験の結果は、完全奏功率95%、治療中の有害反応は全てgrade 3以下、晩期有害反応も現在までgrade 4以上のものはなし、治療後の2年生存割合は93.1%、EMRなどで処理された小再発を除く2年無再発割合は75%であり、同時期の外科治療症例の予後に匹敵する良好な結果であった。この結果から、本治療法は現在の標準治療である外科治療と有効性の比較を行う意義がある治療であると結論し、両治療法の効果を無作為に比較する第III相試験を計画した。そのプロトコールコンセプトはJCOG委員会で承認され、プロトコール作成中である。 平成14年度研究成果の要旨
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更新日:2004/12/01 |