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主任研究者 愛知県がんセンター 荒井 保明
研究者氏名、所属および分担研究課題
平成15年度研究報告 研究成果の要旨 がん治療におけるIVR(Interventional Radiology)を評価するために構築した臨床試験組織であるJIVROSG(Japan Interventional Radiology in Oncology Study Group)を中心に研究を展開した。前年度からの5つのIVR(経頚静脈経肝的腹腔―静脈シャント造設術、経皮的椎体形成術、経皮経食道胃管挿入術、大腸ステント留置術、胆管ステント留置術)についての臨床試験を継続するとともに、臨床試験のQA,QCを目的に施設監査を開始した。また、新たな5つのIVR(肺腫瘍悪性腫瘍、悪性骨盤内腫瘍、転移性骨腫瘍に対する経皮的ラジオ波凝固療法、肝内胆管癌に対する塩酸ゲムシタビン肝動注、症候性子宮筋腫に対するゼラチンスポンジを用いた子宮動脈塞栓術)についての臨床試験を開始した。症例集積に若干の遅れはあるが、本研究班で開始したIVRのための第I相試験の方法も含め、大きな問題の発生はなく、順調に試験が継続された。 平成14年〜15年度総合研究報告 研究成果の要旨 臨床試験組織JIVROSG(Japan Interventional Radiology in Oncology Study Group)を 構築した。参加施設数30で、代表者、プロトコール委員会、効果・安全性評価委員会、統計顧問、デタセンターを置き、大学病院医療情報ネットワーク内にホームページを開設。概要の公開と症例のオンライン登録を可能とした。臨床試験の手続きはJCOGを範とし、第I相試験についてはIVRに独自の方法を導入した。試験は、日本血管造影・IVR学会倫理審査委員会と施設IRBによる承認を必須とした。経頚静脈経肝的腹腔―静脈シャント造設術、経皮的椎体形成術、経皮経食道胃管挿入術、大腸ステント留置術、胆管ステント留置術、肺腫瘍悪性腫瘍・悪性骨盤内腫瘍・転移性骨腫瘍に対する経皮的ラジオ波凝固療法、肝内胆管癌に対する塩酸ゲムシタビン肝動注、症候性子宮筋腫に対するゼラチンスポンジを用いた子宮動脈塞術の合計10の臨床試験が開始され現在進行中である。 平成14年度研究成果の要旨
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更新日:2004/12/01 |