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主任研究者 昭和大学横浜市北部病院 工藤 進英 研究者氏名、所属および分担研究課題
*2:平成15年7月1日−平成16年3月31日 平成15年度研究報告 研究成果の要旨 拡大内視鏡で大腸腺口構造(ピットパターン)を観察すれば、生検なく病理組織像の推測が可能となってきた。本研究の目的は、腺口構造の診断学を確立し国際的にも通用する分類を定めることである。腺口形態の診断は医療経済的にも有意義と考えられた。本年度の成果は、癌の表面構造の主体をなすV型ピットパターンを多方面から分析したこと、潰瘍性大腸炎における腺口構造観察の有用性を検討したことである。V型は不規則な VI 型と無構造な VN 型に分類され深達度と相関するが、施設間で診断基準に若干の差異があり、調整する必要があると考えられた。潰瘍性大腸炎合併大腸癌は予後不良であることより、早期診断法の確立が望まれる。dysplasia や cancer ではIIIL や IV 型に類似した腺口構造であったが、活動性炎症部位では同定困難であった。また癌の多くで粘膜病変を残したまま浸潤しており、深達度診断が困難であった。 平成14年〜15年度総合研究報告 研究成果の要旨 拡大内視鏡で大腸腺口構造(ピットパターン)を観察すれば、生検なく病理組織像の推測が可能となってきた。本研究の目的は、腺口構造の診断学を確立し国際的にも通用する分類を定めることである。本研究の成果としては、腺口形態の解析は大腸において、腫瘍と非腫瘍の鑑別や早期癌の深達度の予測に有効で、医療経済的にも有意義と考えられた。V型は不規則な VI 型と無構造な VN 型に分類され深達度と相関するが、施設間で診断基準に若干の差異があり、調整する必要があると考えられた。潰瘍性大腸炎合併大腸癌は予後不良であることより、早期診断法の確立が望まれる。dysplasia や cancer ではIIIL や IV 型に類似した腺口構造であったが、活動性炎症部位では同定困難であった。また癌の多くで粘膜病変を残したまま浸潤しており、深達度診断が困難であった。 平成14年度研究成果の要旨
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更新日:2004/12/01 |