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主任研究者 慶應義塾大学医学部 北川 雄光
研究者氏名、所属および分担研究課題
*2:平成15年4月1日−平成16年3月31日 平成15年度研究報告 研究成果の要旨 本研究の成果については、各種固形癌における見張りリンパ節(Sentinel node, SN)理論を応用したSNナビゲーション手術実用化に向けた検討を行った。術中迅速SN転移診断においてreal time RT-PCR法の特異性を向上した。RI法におけるトレーサー調整法と粒子径の関連を解析し臓器特異的トレーサー調整法の詳細が判明した。リンパシンチグラム画像処理に関して、SNと体輪郭の描出するための至適パラメータを設定した。また、半導体検出器を搭載した可搬形ガンマカメラを利用して、臨床症における術中イメージングの可能性を確認した。SN生検に関与する病理職員の放射線被曝の影響は事実上無視できることを確認した。胃癌に関するSN生検においては、将来の腹腔鏡手術への応用を視野に入れた色素・RI併用法では安定した成績がえられた。肺癌については造影剤局所注入を併用したMDCT によりSNの画像化が可能であった。乳癌については手技最適化を目的とした多施設共同データベースを作成し33施設の参加が決定した。胃癌についても色素・RI併用法、色素単独法それぞれの多施設共同研究を発足した。 平成14年〜15年度総合研究報告 研究成果の要旨 各種固形癌における見張りリンパ節(Sentinel node, SN)理論を応用したSNナビゲーション手術実用化に向けた検討を行った。術中迅速SN転移診断においてreal time RT-PCR法の特異性を向上した。RI法におけるトレーサー調整法と粒子径の関連を解析し臓器特異的トレーサー調整法の詳細が判明した。リンパシンチグラム画像処理に関して、SNと体輪郭の描出する手法を確立し、可搬型ガンマカメラの有用性を明らかにした。SN生検に関与する医療従事者の放射線被曝における安全性を確認した。胃癌に関するSN生検においては、将来の腹腔鏡手術への応用を視野に入れた色素・RI併用法の最適手技を策定した。さらに、RI・色素併用法による胃癌SN生検多施設共同試験を発足した。肺癌については、CTガイド下RIトレーサー投与によるSN同定法、造影剤局所注入を併用したMDCT によるSNの画像化法を開発した。乳癌についてはSN生検施行ガイドラインを策定し、手技最適化を目的とした多施設共同データベースを作成した。 平成14年度研究成果の要旨
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更新日:2004/12/01 |