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国立がん研究センター

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センター長ごあいさつ

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国立がん研究センターは、がんの発生・進展に関わる分子機構の理解をもとにした新しい予防・治癒を目指した新たな医療創出を行うため、これまでに2005年より研究所支所を改組して東病院内に臨床開発センター、2012年には中央病院・東病院にまたがり臨床開発試験体制を整えるための早期臨床開発センター、2015年に国立がん研究センター内の基礎研究を臨床開発までつなげる先端医療開発センター(EPOC)を設置し、臨床開発を進めてきました。

これまでの活動において、ヘリカルCTなど画像診断機器、NBI(Narrow Band Imaging:狭帯域光法)内視鏡や機能を観察する酸素飽和度内視鏡などの医療機器の市場導出、新しい薬剤の創出を行ってまいりました。さらに、個別の機器や創薬だけでなく国際的な橋渡し研究の推進へ大きな貢献も果たしてまいりました。同時に、我が国初のパネル診断の導出、ゲノム医療体制構築の提供、および国際的な胃・大腸のHER2コンパニオン診断方法の確立も作り上げてきました。

この度、国立がん研究センター内の基礎研究シーズや革新的医療技術の臨床への導出の拡大・加速に加え、国内外のアカデミアからの臨床開発橋渡し研究のハブとして持続的に活動を発展させるために2021年7月に新たに「橋渡し研究推進センター(CPOT)」を開設しました。

橋渡し研究推進センター(CPOT)では以下の2点を目的としています。

  1. 臨床研究中核病院を取得している中央・東病院、東病院NEXT医療機器開発センター、先進性の高い基礎研究成果を作り出す研究所、基盤的臨床開発研究コアセンター(FIOC)、EPOCが連動し、臨床ニーズに基づくシーズの発掘・育成、およびそれらのシーズに係る非臨床試験を支援し、中央病院、東病院で実施する臨床試験への展開を加速する。
  2. 国内外のアカデミアとの連携を強め、がん診療にかかわるシーズの発掘と開発支援を展開するとともに、新たに予防・診療にかかわるNCC外部のシーズを橋渡しするためのネットワークを作りとその実証研究の場の構築支援を加速する。

これらの目的を達成するために、橋渡し研究を実践してきた中央・東病院・研究所・EPOCのノウハウを集約し、国立がん研究センターが一丸となり、がん医療シーズに対する効率的で境目のない橋渡し研究の継続的支援体制構築を目指します。

発足したばかりの「橋渡し研究推進センター」ですが、これからの日本の、そして世界のがん医療・予防の変革に貢献し、がんで苦しんでいる方々へ新しい医療として届けることができるように皆様とともに発展させたいと思います。

橋渡し研究推進センター
センター長 落合 淳志