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国立がん研究センター

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Franco-Japanese immuno-oncology webinar series

更新日:2022年6月23日

日仏がん免疫ウェビナー

フランス国立がんセンターと在日フランス大使館と国立がん研究センターは共催で「がん免疫」について全5回のウェビナーを開催しています。
司会には研究所 間野博行所長、第1回目のウェビナーには研究所・先端医療開発センター 西川博嘉分野長が登壇いたしました。
ウェビナーのご参加は無料となっております。
下記の公式サイトにアクセスのうえ、事前登録を行ってください。

公式サイト(登録、視聴はこちらから)

URL:https://www.webinars-oncoimmuno-frjp.com/(外部サイトにリンクします)

注:ウェビナーの内容は全て英語です。

共催

フランス国立がんセンター(INCa)、在日フランス大使館、国立がん研究センター

司会

国立がん研究センター 研究所長 間野博行先生
フランス国立がんセンター 研究所長 Alain EYCHENE先生

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      間野博行先生

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      Alain EYCHENE先生

協賛

公益財団法人 後藤喜代子・ポールブルダリ癌基金協会

第4回 Tumor immune microenvironment

日時

2022年6月27日(月曜日)17時から18時30分(日本時間)

登壇者

日本:京都大学大学院医学研究科 分子生体統御学講座 医化学分野
     竹内 理 先生

フランス:Université de Rennes 1
     Karin Tarte 先生

  • 竹内 理 先生

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    Karin Tarte先生

講演内容

腫瘍局所には様々な免疫細胞が浸潤し、抗腫瘍免疫応答を抑制・制御していることが知られています。その中でも、マクロファージはToll様受容体(TLR)により異物を認識し病原菌に対する宿主防御や組織修復に重要な役割を果たしています。特に、腫瘍局所では腫瘍関連マクロファージ(TAM)は、がんに対して諸刃の剣(抗腫瘍免疫と炎症反応)です。

自然免疫学のトップランナーである竹内 理博士らは、TLR刺激により誘導されるサイクリンJがサイクリン依存性キナーゼ(CKD)と相互作用しマクロファージにおけるサイトカイン産生を抑制することを発見しました。サイクリンJ-CKDシグナルの伝達における最新の知見をご発表いただきます。

再発性の遺伝子変化が特徴である濾胞性リンパ腫(FL)は腫瘍微小環境での悪性細胞と非悪性細胞との動的なクロストークが存在すると言われています。FL関連線維芽細胞(FL-CAF)は、FLニッチの重要なオーガナイザーであることが明らかになりつつありますが、Dr. TARTE Karinには、FL-CAFの起源・分化経路や多様性など未だ多くの謎が残るFL発症に関連するキードライバーについてご紹介いただきます。

5回 準備中

準備中

過去のウェビナー

第1回 Immune checkpoint inhibitors and beyond

第1回 開催レポート

登壇者

日本:国立がん研究センター研究所 腫瘍免疫研究分野長
         /先端医療開発センター 免疫TR分野長 西川博嘉先生

フランス:Centre de Recherche en Cancérologie de Marseille, CRCM
               Daniel OLIVE先生

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    西川博嘉先生

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    Daniel OLIVE先生

講演内容

免疫学と腫瘍学の融合により生まれたがん免疫療法は一定の成功を得ました。
現在は効果的ながん免疫療法の開発と効果を層別化するバイオマーカーが次の課題です。今回は、腫瘍微小環境の包括的な免疫抑制ネットワークを理解するために免疫学的・ゲノム学的の統合的な解析について議論を展開します。

録画配信でもご覧いただけます。公式サイト(外部サイトにリンクします)にご登録の上、ご覧ください。

2回 Cell therapy against cancer

第2回 開催レポート

日時

2022年3月10日(木曜日)17時から18時30分(日本時間)

登壇者

日本: 愛知県がんセンター研究所 腫瘍免疫応答研究分野長 籠谷勇紀先生

フランス:Institut Curie, Paris  Sebastian AMIGORENA先生

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    籠谷勇紀先生

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     Sebastian AMIGORENA先生

講演内容

第2回日仏ウェビナーでは最新のChimeric antigen receptor (CAR)-engineered T cell therapy: CAR-T療法に代表される遺伝子改変T細胞療法の動向や今後の展開について愛知がんセンター籠谷勇紀先生、Institute Curie, Paris, Sebastian Amigorena先生にご講演いただきます。

CAR-T療法は、患者由来のT 細胞が特定のがん抗原を効果的に認識して活性化できる様に抗体由来の抗原受容体とT細胞活性化シグナルを遺伝子導入した遺伝子改変T細胞を患者へ戻す治療です。B細胞性造血器腫瘍ではCD19を標的としたCAR-T療法の有効性が示されました。一方で、新たなターゲットの同定や固形がんへの展開・治療持続に関連するバイオマーカー探索・CAR-T療法奏功後の造血幹細胞移植のタイミングなど重要な課題も多く、臨床研究・基礎研究共にcutting edgeなエリアです。持続的な治療効果を誘導する上で抗腫瘍性T細胞に必要な性質は何か?あるいは機能不全に至ったT細胞の機能を回復させるために分子レベルでの改変の必要性について、また、T細胞分化をエピジェネティックに制御するH3K9-ヒストンメチル化酵素Suv39h1を標的とする固形がんを対象とした新たなCAR-T療法の展望について討論いただきます。

録画配信でもご覧いただけます。公式サイト(外部サイトにリンクします)にご登録の上、ご覧ください。

3回 Anti-cancer vaccines and eradication of chronic inflammation

第3回 開催レポート

日時

2022年5月10日(火曜日)17時から18時30分(日本時間)

登壇者

日本:微生物化学研究会微生物化学研究所
   第3生物活性研究部 畠山 昌則先生

フランス:Laboratory of Immunology, Hospital Europeen Georges Pompidou
     Eric TARTOUR先生

  • 畠山先生の写真

    畠山 昌則先生

  • EricTartour先生の写真

    Eric TARTOUR先生

講演内容:

第3回日仏ウェビナーでは、慢性炎症と発癌、新たな治療用HPVワクチンの開発についてご講演いただきます。

ヘリコバクターピロリcag A陽性株の慢性感染が、がん関連での死亡原因の第3位である胃がんの80%以上で発症の原因となっています。cagAがコードするCagAタンパク質は細菌の分泌物を介して上皮細胞内へデリバリーされ、細胞膜に結合することで発がん性の酵素や複数のタンパク質と相互作用し胃がんの発生を促進しています。さらに近年、CagAによるPAR1bキナーゼ活性阻害がBRACAnessを引き起こすことが明らかになりました。また、子宮頸がんの原因ウィルスとして知られるHPVのE6およびE7タンパク質を発現する頭頸部がんの前臨床モデルにおいて、ワクチンを鼻腔内投与することにより組織内に止まり再循環しない長期に渡り生存をするT細胞の新たなサブセットであるTissue-resident memory T cells (Trm)が誘導されることが明らかになりました。新たな治療用HPVワクチン開発として展望が期待されます。

慢性感染と炎症・発癌との関連、そして新たな治療法について最新の知見を討論いただきます。