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悪性リンパ腫・多発性骨髄腫・急性骨髄性白血病
以下、48名の患者さんの解析結果となります。
- 平均年齢78.3歳
- 性別：女性48%、男性52％
- 国内23施設の緩和ケア病棟への入院期間：平均20.4日（中央値14日）
モルヒネ量
症状（複数選択可）
症状の期間
モルヒネ量：入院時のみ
緩和ケア病棟に入院時に医療用麻薬を使用していた患者さんの割合は50%でした。
がんの痛みや呼吸困難に対する医療用麻薬の使用量は、1日あたりの経口モルヒネの量に直すと入院時は平均35.6mgでした。
モルヒネ量：入院時+亡くなる前の24時間
緩和ケア病棟に入院時に医療用麻薬を使用していた患者さんの割合は60%でした。
がんの痛みや呼吸困難に対する医療用麻薬の使用量は、1日あたりの経口モルヒネの量に直すと入院時は平均35.6mg、亡くなる前の24時間では52.2mgと増えていました。
痛み：入院時のみ
入院時に評価した48名の方のうち、痛みがない～少し痛みがある患者さんは64%でした。中くらい～強い痛みがある患者さんは30%で、ぼんやりして意識がはっきりしない患者さんは6%でした。
患者さんの痛みの程度の分布
痛み：入院時+亡くなる前の3日間
入院時に評価した48名の方のうち、全く痛みがない～少し痛みがある患者さんは64%でした。中くらい～強い痛みがある患者さんは30%で、ぼんやりして意識がはっきりしない患者さんは6%でした。
亡くなる前3日間の評価が行えた25名のうち、痛みがない～少し痛みがある患者さんは52%、中くらい～強い痛みがある患者さんは4%と減りました。一方で、ぼんやりして意識がはっきりしない患者さんは44%と増えました。
痛みが和らいだ患者さんや、ぼんやりして過ごされた患者さんが多かったことが分かりました。
患者さんの痛みの程度の分布
息苦しさ：入院時のみ
入院時に評価した48名の方のうち、息苦しさがない～少し息苦しさがある患者さんは69%でした。中くらい～強い息苦しさがある患者さんは22%で、ぼんやりして意識がはっきりしない患者さんは6%でした。
患者さんの息苦しさの程度の分布
息苦しさ：入院時＋亡くなる前の3日間
入院時に評価した48名の方のうち、息苦しさがない～少し息苦しさがある患者さんは69%でした。中くらい～強い息苦しさがある患者さんは22%で、ぼんやりして意識がはっきりしない患者さんは6%でした。
亡くなる前3日間の評価が行えた25名のうち、息苦しさがない～少し息苦しさがある患者さんは48%、中くらい～強い息苦しさがある患者さんは8%と減りました。一方で、ぼんやりして意識がはっきりしない患者さんは44%と増えました。
息苦しさが和らいだ患者さんや、ぼんやりして過ごされた患者さんが多かったことが分かりました。
患者さんの息苦しさの程度の分布
だるさ：入院時のみ
入院時に評価した48名の方のうち、だるさがない～少しだるさがある患者さんは42%、中くらい～強いだるさの患者さんは52%いました。また、ぼんやりして意識がはっきりしない患者さんは6%いました。
患者さんのだるさの程度の分布
だるさ：入院時＋亡くなる前の3日間
入院時に評価した48名の方のうち、だるさがない～少しだるさがある患者さんは42%、中くらい～強いだるさの患者さんは52%いました。また、ぼんやりして意識がはっきりしない患者さんは6%いました。
亡くなる前3日間の評価が行えた48名のうち、だるさがない～少しだるさがある患者さんは19%と減りました。中くらい～強いだるさの患者さんは45%と少し減りました。また、ぼんやりして意識がはっきりしない患者さんは35%に増えていました。
ぼんやりしてすごされる患者さんが多かったことが分かりました。
患者さんのだるさの程度の分布
両足の浮腫（むくみ）：入院時のみ
入院時に評価した48名の方のうち、むくみがない～少しむくみがある患者さんは63%、中くらい～強いむくみがある患者さんは37%でした。
患者さんの足のむくみの程度の分布
両足の浮腫（むくみ）：入院時＋亡くなる前の3日間
入院時に評価した48名の方のうち、むくみがない～少しむくみがある患者さんは63%、中くらい～強いむくみがある患者さんは37%でした。
亡くなる前3日間の評価が行えた48名のうち、むくみがない～少しむくみがある患者さんは56%と少し減り、むくみが中くらい～強い患者さんは44%と少し増えていました。
患者さんの足のむくみの程度の分布
腹水：入院時のみ
入院時に評価した48名の方のうち、腹水がない～あっても症状がない患者さんは98%でした。腹水による症状がある患者さんは2%でした。
患者さんの腹水の程度の分布
腹水：入院時＋亡くなる前の3日間
入院時に評価した48名の方のうち、腹水がない～あっても症状がない患者さんは98%でした。腹水による症状がある患者さんは2%でした。
亡くなる前3日間の評価が行えた48名のうち、腹水がない～あっても症状がない患者さんは98%、腹水による症状がある患者さんは2%と変わりませんでした。
患者さんの腹水の程度の分布
興奮や混乱の強さ（過活動性せん妄）：入院時のみ
入院時に評価した48名の方のうち、興奮や混乱がみられない患者さんは81%でした。軽い興奮や混乱がみられる患者さんは8%、中くらいの興奮や混乱がみられる患者さんは10%でした。
患者さんの興奮や混乱の強さの程度の分布
興奮や混乱の強さ（過活動性せん妄）：入院時＋亡くなる前の3日間
入院時に評価した48名の方のうち、興奮や混乱がみられない患者さんは81%でした。軽い興奮や混乱がみられる患者さんは8%、中くらいの興奮や混乱がみられる患者さんは10%でした。
亡くなる前3日間の評価が行えた48名のうち、興奮や混乱がみられない患者さんは77%と少し減りました。軽い興奮や混乱がみられる患者さんは13%と少し増えました。中くらい～強い興奮や混乱がみられる患者さんは10%と大きく変わりませんでした。
患者さんの興奮や混乱の強さの程度の分布
