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腎盂尿管がん
以下、30名の患者さんの解析結果となります。
- 平均年齢：77.8歳
- 性別：女性43%、男性57％
- 国内23施設の緩和ケア病棟への入院期間：平均24.8日（中央値18日）
モルヒネ量
症状（複数選択可）
症状の期間
モルヒネ量：入院時のみ
緩和ケア病棟に入院時に医療用麻薬を使用していた患者さんの割合は73%でした。
がんの痛みや呼吸困難に対する医療用麻薬の使用量は、経口モルヒネの量に直すと入院時は平均65.6mgでした。
モルヒネ量：入院時+亡くなる前の24時間
緩和ケア病棟に入院時に医療用麻薬を使用していた患者さんの割合は73%でした。
がんの痛みや呼吸困難に対する医療用麻薬の使用量は、経口モルヒネの量に直すと入院時は平均65.6mg、亡くなる前の24時間では83.1mgと少し増えていました。
痛み：入院時のみ
入院時に評価した30名の方のうち、全く痛みがない～少し痛みがある患者さんは47%でした。中くらい～強い痛みがある患者さんは53%でした。
患者さんの痛みの程度の分布
痛み：入院時+亡くなる前の3日間
入院時に評価した30名の方のうち、全く痛みがない～少し痛みがある患者さんは47%でした。中くらい～強い痛みがある患者さんは53%でした。
亡くなる前3日間の評価が行えた17名のうち、全く痛みがない～少し痛みがある患者さんが12%、中くらい～強い痛みがある患者さんは6%と減りました。一方で、ぼんやりして意識がはっきりしない患者さんは82%と増えました。
痛みが和らいだ患者さんや、ぼんやりして過ごされた患者さんが多かったことが分かりました。
患者さんの痛みの程度の分布
息苦しさ：入院時のみ
入院時に評価した30名の方のうち、全く息苦しさがない～少し息苦しさがある患者さんは83%でした。中くらい～強い息苦しさの患者さんは17%でした。
患者さんの息苦しさの程度の分布
息苦しさ：入院時＋亡くなる前の3日間
入院時に評価した30名の方のうち、全く息苦しさがない～少し息苦しさがある患者さんは83%でした。中くらい～強い息苦しさの患者さんは17%でした。
亡くなる前3日間の評価が行えた17名のうち、全く息苦しさがない～少し息苦しさがある患者さんは18%、中くらい～強い息苦しさの患者さんは0%と減りました。一方で、ぼんやりして意識がはっきりしない患者さんは82%でした。
中くらいから強い息苦しさが和らいだ患者さんや、ぼんやりして過ごされた患者さんが多かったことが分かりました。
患者さんの息苦しさの程度の分布
だるさ：入院時のみ
入院時に評価した30名の方のうち、全くだるさがない～少しだるさがある患者さんは53%、中くらい～強いだるさの患者さんは47%でした。
患者さんのだるさの程度の分布
だるさ：入院時＋亡くなる前の3日間
入院時に評価した30名の方のうち、全くだるさがない～少しだるさがある患者さんは53%、中くらい～強いだるさの患者さんは47%でした。
亡くなる前3日間の評価が行えた30名のうち、全くだるさがない～少しだるさがある患者さんは33%、中くらい～かなり強いだるさの患者さんは26%と減りました。一方で、ぼんやりして意識がはっきりしない患者さんは40%と増えました。
だるさが和らいだ患者さんや、ぼんやりしてすごされる患者さんが多かったことが分かりました。
患者さんのだるさの程度の分布
両足の浮腫（むくみ）：入院時のみ
入院時に評価した30名の方のうち、むくみがない～少しむくみがある患者さんは73%、中くらい～強いむくみがある患者さんは26%でした。
患者さんの足のむくみの程度の分布
両足の浮腫（むくみ）：入院時＋亡くなる前の3日間
入院時に評価した30名の方のうち、むくみがない～少しむくみがある患者さんは73%、中くらい～強いむくみがある患者さんは26%でした。
亡くなる前3日間の評価が行えた30名のうち、むくみがない～少しむくみがある患者さんは60%と減りました。むくみが中くらい～強い患者さんが40%と増えました。
患者さんの足のむくみの程度の分布
腹水：入院時のみ
入院時に評価した30名の方のうち、腹水がない～あっても症状がない患者さんは90%でした。腹水による症状がある患者さんは10%でした。
患者さんの腹水の程度の分布
腹水：入院時＋亡くなる前の3日間
入院時に評価した30名の方のうち、腹水がない～あっても症状がない患者さんは90%でした。腹水による症状がある患者さんは10%でした。
亡くなる前3日間の評価が行えた30名のうち、入院時に評価した30名の方のうち、腹水がない～あっても症状がない患者さんは96%と少し増えました。腹水による症状がある患者さんは3%と少し減りました。
患者さんの腹水の程度の分布
興奮や混乱の強さ（過活動性せん妄）：入院時のみ
入院時に評価した30名の方のうち、興奮や混乱がみられない患者さんは80%でした。軽い興奮や混乱がみられる患者さんは10%、中くらい～強い興奮や混乱がみられる患者さんは10%でした。
患者さんの興奮や混乱の強さの程度の分布
興奮や混乱の強さ（過活動性せん妄）：入院時＋亡くなる前の3日間
入院時に評価した30名の方のうち、興奮や混乱がみられない患者さんは80%でした。軽い興奮や混乱がみられる患者さんは10%、中くらい～強い興奮や混乱がみられる患者さんは10%でした。
亡くなる前3日間の評価が行えた30名のうち、興奮や混乱がみられない患者さんは70%と減りました。軽い興奮や混乱がみられる患者さんは20%と増えました。中くらい～強い興奮や混乱がみられる患者さんは10%と変わりませんでした。
患者さんの興奮や混乱の強さの程度の分布
