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国立がん研究センター

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がん患者さんの年末年始の過ごし方のご提案年末年始を安心して過ごしていただくために

更新日 : 2025年12月19日

年末年始は、他の多くの医療機関もお休みになるところが多くなります。
不安を感じやすい時期かもしれませんが、皆さんがこの時期を安心して過ごしていただけるよう、いくつかの大切なポイントをお伝えします。

1. お薬の準備は万全に

  • 現在服用されているお薬が、年末年始の期間中も足りるか事前に確認しましょう。
  • もし不足する場合は、お早めにかかりつけ医にご相談ください。

2. 万が一の体調不良に備えて(緊急時の連絡先)

  • 体調を崩してしまった場合の緊急連絡先を事前に確認しておきましょう。
    ・ かかりつけ医の休診時の連絡先や、時間外の対応方法
    ・地域の休日診療所や救急相談窓口(#7119など)
    ・連携している病院の連絡先
  • ご自身の病状や服用中のお薬がわかるように、お薬手帳や医療情報カードなどをすぐに提示できる場所に準備しておくと安心です。

3. 感染症対策を徹底しましょう

  • 新型コロナウイルスやインフルエンザウイルスなど、感染症の対策を徹底しましょう。
  • ワクチン接種、マスクの着用、こまめな手洗い・うがいを励行し、できるだけ人混みを避けましょう。
  • 感染症が気になる症状が出た場合は、自己判断せず、早めに医療機関や相談窓口にご相談ください。

4. 消化の良い食事を心がけましょう

  • 年末年始のごちそうは楽しみですが、消化器系の病気や手術後の患者さんは特に注意が必要です。
  • こんにゃく、肉の塊、ゴボウ、お餅などは、食べやすい大きさにカットし、よく噛んでゆっくりと食べましょう。
  • アルコールや刺激物の摂りすぎにも注意し、バランスの良い食事を心がけてください。

5. 無理のないスケジュールでゆっくりと

  • 何かと予定を詰め込みたくなる時期ですが、ご自身の体調を最優先に考え、無理のないスケジュールを立てましょう。
  • 十分な休養をとり、体調の変化には敏感になりましょう。疲れを感じたら、ためらわずに休憩してください。
  • 不安なことや気になることがあれば、無理に抱え込まず、ご家族や信頼できる人に相談することも大切です。
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