IVRセンター << 国立がん研究センター

IVRセンター

1.IVRセンターについて
2.IVRとは
3.これまでの実績
4.受診について

1.IVRセンターについて

2014年12月に、国立がん研究センター中央病院が広く門戸を開き、より多くの患者さんにIVRを提供するとともに、IVRの普及により日本のがん医療の向上に寄与するためIVRセンターを開設しました。中央病院の4Fに位置し、ベッドが入りやすいように広々としたスペースを確保しています。放射線診断科に所属する医師と診療放射線技師、看護師が各診療科と連携し、患者さんおひとりおひとりに最適な方法を検討し、安全な治療を行います。

<設備>
IVR-CT(Angio-CT)装置 2台 血管アクセス用超音波装置 3台
C-arm透視装置 1台 ラジオ波凝固療法装置 2台
オープンMRI装置 1台 凍結療法装置 2台
超音波装置 4台    

IVR-CT(Angio-CT)装置は、1993年に国内メーカと協力して開発しました。これからもよりよい機器や治療法の開発に積極的に取り組みます。

2.IVRとは

IVR※1はインターベンショナル・ラジオロジー(Interventional Radiology)の略で、X線透視やCTなどの画像でからだの中を見ながらカテーテルや針を使って行う治療法です。低侵襲であるため、からだへの負担が比較的軽く、高齢の患者さんも安心して治療を受けられます。また、迅速性が高く、治療の結果としての効果がすぐに現れるのも特徴のひとつです。IVRによる治療が適用の場合は、長く続く薬物療法にかかる費用などと比べて廉価で済むため、医療費削減への貢献が期待されています。

当院では、がん自体に対して行う治療はもちろん、さまざまなつらい症状をやわらげる緩和的な治療の両方を行っています。

※1 国際的な略称はIR

CT画像、血管造影画像、レントゲン画像が撮影可能なIVR-CT装置   モニターに映し出される画像で腫瘍や臓器などの位置を見ながら治療を行います
CT画像、血管造影画像、レントゲン画像が撮影可能なIVR-CT装置。

  モニターに映し出される画像で腫瘍や臓器などの位置を見ながら治療を行います。

途中でCT検査を行い、正確に治療が進んでいるか確認します   腎がんに対する凍結療法
途中でCT検査を行い、正確に治療が進んでいるか確認します。   カテーテルや針を入れるだけなので非常に小さな傷で済みます。(画像:腎がんに対する凍結療法)

詳しい検査や治療法はこちらをご覧ください。

3.これまでの実績

当院で実施したIVR治療の件数
2011年 3,805
2012年 3,606
2013年 4,148
2014年 4,525
2015年 5,618

目的別件数(2012年)
抗がん治療、治療支援 2,523
症状緩和 1,083


4.受診について

当院でIVR治療をご希望の場合は、現在の主治医とよく相談し、紹介状をご用意のうえ、初診の予約をおとりください。来院時に今回がんと診断される根拠となった資料(診断画像を記録したCD-ROM・フィルム・病理レポート・病理標本など)をお持ちいただくと診察がよりスムーズです。

●外来日
    木曜日午後
    その他、緊急性に応じて随時診療
患者さんへIVR治療をお考えの医療従事者の方は「医療従事者の方へのご案内」をご覧ください。