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国立がん研究センター

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生物統計部

 

概要

生物統計学とは、医療・医学、公衆衛生等に関わる研究課題に対して、どのような研究計画の下にデータを収集したらよいか(研究デザイン)、またそのデータをどのように解析したらよいか(統計解析方法)、どのように解釈できるかを研究する統計学の一分野です。生物統計部では、統計学的方法論の提供やより高度な統計学的手法の適用・開発を通してセンターで行われる研究を強化し、研究成果の質的向上に貢献します。


活動

生物統計部の活動は大きく4つに分けられます。これらの活動は、がん対策研究所生物統計研究部と連携して行っています。


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共同研究

臨床研究や疫学研究などの各分野の研究に共同研究者として参画しています。科学的に妥当で効率的な研究デザインの立案や解析計画の作成、データ解析や結果の公表への関与など、チームの一員として研究の遂行に携わっています。

主な共同研究(2023年3月31日現在、臨床試験・医師主導治験及びそれらの附随研究等の数)

過去の実績(共同研究)


コンサルテーション

センターで行われるあらゆる研究に対して、生物統計コンサルテーションを提供しています。研究仮説の定式化、研究デザイン、データの収集方法、データ解析方法や結果の解釈、結果の報告の仕方などに関するコンサルテーションを行い、センター内の研究を広くサポートしています。

(このコンサルテーションには、上記共同研究に示した研究など、共同研究として関与している研究のコンサルテーションは含みません)

 


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過去の実績(コンサルテーション)


講義

がん研究を行う上で必要となる生物統計学の知識や考え方を伝えることを目的とした講義を通して、研究基盤の強化や共同研究の活性化を図っています。がん研究に必須の入門的な内容の講義に加え、より発展的な応用・その時々の重要なテーマに関する講義も行っています。

詳細は、「臨床研究関連セミナー 生物統計セミナー」をご覧ください。

統計学的手法の開発

生物統計学は幅広い分野の研究に貢献しており、様々な応用分野を背景とした方法論が開発されています。生物統計部の各研究者のテーマは多岐にわたり、臨床試験や疫学研究など各分野で生じる統計学的な課題に取り組んでいます。

Machida R, Fujii Y, Sozu T. Predicting study duration in clinical trials with a time-to-event endpoint. Statistics in Medicine, 40: 2413– 2421, 2021[Pubmed]

Machida R, Sakamaki K, Kuchiba A. Clinical trial design and analysis for comparing three treatments with intra-individual right- and left-hand data. Clinical Trials. 20: 203-210, 2023[Pubmed]

Sadachi R, Sato Y, Fujiwara T, Hirakawa A. Enhancement of Bayesian optimal interval design by accounting for overdose and underdose errors trade-offs. Journal of biopharmaceutical statistics. 2023[Pubmed]



スタッフ

部長

柴田 大朗

生物統計室長

水澤 純基

医学統計室長

口羽 文(クロスアポイントメント)

研究員

若林 将史小川 岳人町田 龍之介佐立 崚北林 遼、横山 昌幸

特任研究員

平川 晃弘野村 尚吾上村 鋼平、山上 須賀、梶川 莉玖、安藤 奨吾

特任研究補助員

小西 直美、南 裕子

外来研究員

岩元 晋太郎

事務助手

近田 百紀


論文業績

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 ✔ 部署名「研究支援センター生物統計部」  を選択してください



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