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国立がん研究センター

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がんに負けない国へ

【資金調達方法・運用に制約】
当センタ-の資金調達方法には、法律(独立行政法人通則法)の定めにより、短期借入金を除いて、資本市場からの資金調達方法に制約があります。また、資金運用における購入対象は、国債等のリスクゼロ資産に限定され、資金運用からの期待収益は限定的です。当センタ-事業は、業務収入(すなわち、がん診療・研究・臨床研究等の各事業からの収入)、寄付金等を含む(1)自己収入、(2)運営費交付金、(3)財政投融資の3つの資金源によって支えられています。

【自己収入の多源化が不可欠】
上記(2)運営費交付金、(3)財政投融資の使途については、当センターの運営に必要な人件費、設備費、諸経費等にあらかじめ限定されています。また、(1)自己収入の中核である診療・研究事業収入は、ほとんどが必要経費として支出されており、利益を見込みにくいものです。毎年、新たな研究・事業等に係る資金(政府予算)を確保するために全力を尽くしておりますが、厳しい財政状況下での増額は容易ではありません。このため、新たな研究開発の推進及び基盤整備に向けて、当センタ-事業の資金を安定的に確保するためには、(1)自己収入の多源化が不可欠な状況にあります。

【寄付金が大きな支えになります】
(1)自己収入の多源化策の1つとして、2015年度に寄付募集を積極化、募集開始以来累計で、金額、件数それぞれ、10億円、3000件を超える寄付金をお預かりしています。これらの寄付金は、当センタ-におけるがん医療・がん研究、また、各事業部門が主導するプロジェクトに活用され、大きな支えになります。

資金収入 構成比 資金収入 構成比(スマホ)

(出所:国立がん研究センタ-「財務諸表等 令和元年度」)