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5年生存率、10年生存率データ更新
グラフを描画する生存率解析システムKapWebなどにて公開

全がん協加盟がん専門診療施設の診断治療症例について
5年生存率、10年生存率データ更新
グラフを描画する生存率解析システムKapWebなどにて公開

2018年2月28日
国立研究開発法人国立がん研究センター

国立研究開発法人国立がん研究センター(理事長:中釜 斉、所在地:東京都中央区、略称:国がん)の研究開発費に基づく研究班「がん登録データと診療データとの連携による有効活用に関する研究班(班長:東 尚弘)」は、全国がんセンター協議会(会長:中釜 斉、以下、「全がん協」)の協力を得て、加盟施設での診断治療症例について部位別5年相対生存率、10年相対生存率を集計し、全がん協ホームページで一般公開しました。わが国においてこの規模でがんの10年相対生存率は、2017年に続いて3回目となります。

がんの生存率は、治療による効果を表す指標で、がん診療評価などにおいて重要な要素となりますが、信頼できる生存率を算出するには、精度の高い予後調査の実施などの課題があります。
同研究班では、1997年診断症例より部位別施設別5年生存率を公開し、さらに2012年からはグラフを描画する生存率解析システムKapWebを公開するなど、先駆的な取り組みを行い諸問題の調査、研究に取り組んでいます。

同研究班は、2017年に続き部位別10年相対生存率を集計するとともに、これまで公開してきた部位別5年相対生存率の最新症例についても更新しました。またこれらを生存率解析システムKapWebへも反映させ一般公開します。

全がん協生存率調査:http://www.zengankyo.ncc.go.jp/etc/

今回の公表ポイント

  • 部位別5年相対生存率について、2007年から2009年に診断治療を行った132,869症例を集計。
  • 生存率の計算法をエデラーI法から、より実態に即した値が算出できるエデラーII法に変更。
  • 今回は上記データの施設別生存率(胃、大腸、肺、乳、子宮頸)も公表いたします。施設別生存率は、前回(2016年1月)に続き5回目の公表となりますが、今回、初めて全32施設のデータが、胃、大腸において揃いました。
  • 2001年から2004年に診断治療を行った57,147症例の10年相対生存率を集計
    (前回は2000年から2003年に診断治療を行った45,359症例)
  • がん種、病期、治療法など様々な条件設定で検索し、5年もしくは10年までの生存率年次推移をグラフでみることができるKapWebのデータも更新

生存率の統計について

生存率の統計には、都道府県が行う地域がん登録で2006年から2008年に診断された約64万症例の5年相対生存率と、がん診療連携拠点病院が行う院内がん登録で2008年に診断された約28万症例による5年相対生存率が公開されていますが、施設別のものや10年相対生存率については公開されていません。また、2016年1月より開始した全国がん登録において本年診断症例の5年相対生存率が公開されるのは、2022年以降となります。

データベース概要

対象施設:全国がんセンター協議会 32加盟施設(2018年1月現在)

北海道がんセンター、青森県立中央病院、岩手県立中央病院、宮城県立がんセンター、山形県立中央病院、茨城県立中央病院、栃木県立がんセンター、群馬県立がんセンター、埼玉県立がんセンター、国立がん研究センター東病院、千葉県がんセンター、国立がん研究センター中央病院、がん研有明病院、都立駒込病院、神奈川県立がんセンター、新潟県立がんセンター新潟病院、富山県立中央病院、石川県立中央病院、福井県立病院、静岡県立静岡がんセンター 、愛知県がんセンター、名古屋医療センター、滋賀県立総合病院、大阪医療センター、大阪国際がんセンター、兵庫県立がんセンター、呉医療センター・中国がんセンター、山口県立総合医療センター、四国がんセンター、九州がんセンター、佐賀県医療センター好生館 、大分県立病院

収集症例

1997年から2009年までに全がん協加盟施設で診断治療を行った517,771症例

集計対象

5年相対生存率

2007年から2009年に診断治療を行った症例のうち、以下の条件を満たした132,869症例

10年相対生存率

2001年から2004年に診断治療を行った症例のうち、以下の条件を満たした57,147症例

基準

  • 5歳未満95歳以上は対象外
  • 良性腫瘍・上皮内がん・0期・転移性腫瘍は削除
  • 解析対象は症例区分2から3
    (1:診断のみ、2:自施設診断自施設治療、3:他施設診断自施設治療)
  • 下記の全がん協生存率公表基準を満たした施設のデータのみを集計
    • 臨床病期判明率60%以上
    • 追跡率(予後判明率)90%以上

 相対生存率とは

生存率には、実測生存率と相対生存率があります。実測生存率とは、死因に関係なくすべての死亡を計算に含めた生存率で、この中にはがん以外の死因による死亡も含まれます。がん以外の死因で死亡する可能性を補正するために、患者集団と同じ性、年齢構成の一般集団における生存率を、がんに罹患していなかった場合の「期待生存率」として計算し、がん患者について計測した生存率(実測生存率)を、対象者と同じ性・年齢・分布をもつ日本人の期待生存率で割ることが行われます。こうして算出されたものを相対生存率といいます。

5年相対生存率

  • 2007年から2009年に診断治療を行った32施設132,869症例について、全症例と手術症例の5年相対生存率を部位別に算出しました。
  • 算出した部位は、22種です。
  • 1997年から1999年の症例、1997年から2000年の症例、2001年から2003年の症例(全症例・手術症例)、2004年から2007年の症例(全症例・手術症例)、2006年から2008年の症例(全症例・種手術症例)に続いての公開となります。
  • 施設別5年相対生存率についても更新しました。

部位別算出(別紙表1参照)

部位別臨床病期別に、全症例と手術症例の生存率および病期判明率、手術率、追跡率を算出し、一覧およびグラフで表示しています。

生存率算出結果の概要

全部位全臨床病期の5年相対生存率は67.6%でした。1997年の62.0%から徐々に改善している傾向がみられます。これは、化学療法、放射線治療や早期発見技術の進歩が貢献していると考えられます。

  1. 90%以上
    前立腺(100%)、乳(93.5%)、甲状腺(92.1%)
  2. 70%以上90%未満
    子宮体(85.6%)、大腸(76.0%)、子宮頸(74.8%)、胃(74.5%)など
  3. 50%以上70%未満
    卵巣(62.2%)
  4. 30%以上50%未満
    肺(42.7%)、食道(43.3%)、肝(35.3%)
  5. 30%未満
    胆のう胆道(26.4%)、膵(9.3%)

施設別算出

5部位(胃、大腸、肺、乳、子宮頸)について、集計対象基準を満たした施設について全症例と手術症例の生存率および病期判明率、手術率、追跡率を算出し、一覧およびグラフで表示しています。

部位別公表対象施設数

胃32施設、大腸32施設、肺30施設、乳31施設、子宮頸19施設
(前回は胃29施設、大腸30施設、肺28施設、乳29施設、子宮頸20施設)

注意事項

  1. 施設別生存率は、1)症例数50例以上、2)追跡率90%以上、3)臨床病期判明率60%以上の施設のうち、公表に同意いただいた施設のデータを掲載しています。各施設のコメントも掲載していますので、参考にしてください。
  2. 施設別生存率のページでは、部位毎に臨床病期毎の症例数、5年相対生存率、標準誤差、手術症例の生存率、平均年齢、男女比、I期/IV期比、手術率、病期判明率、追跡率を掲載しています。施設によっては3年分のデータが掲載されていない部位がありますので、部位毎の表下部の施設名の横に対象年を掲載しているので参考にしてください。

施設別生存率を比較する上で重要なポイント

  1. 臨床病期毎の症例数によって生存率は異なります。例えば、進行がんの患者さんが多ければ生存率は低くなります。そこで、I期/IV期比を掲載しました。生存率を見る際は病期ごとの生存率が大事です。
  2. 追跡率が低ければ生存率が高くなりますので、追跡率90%以上を公表基準としています。
  3. 一般に公表されている外科手術の生存率と比較できるように、手術率および手術症例の生存率を算定しました。全症例の生存率だけでなく手術症例の生存率も参考にしてください。

今後の課題

  1. がん登録がきちんと行われて初めて信頼に足る生存率が算定されます。今回の生存率算定でも追跡率が90%未満の施設が存在しています。これは、個人情報保護に対する対応の違いにより、住民票照会が困難な市区町村があることが一因と考えられます。
  2. 2016年1月診断症例以降は、全国がん登録制度に基づく、生存確認が行われますが、2015年12月までの症例の生存確認調査がきちんと行える体制整備が必要です。

10年相対生存率(別紙表2参照)

  • 2001年から2004年に診断治療を行った20施設57,147症例について、全症例と手術症例の10年相対生存率を部位別に算出しました。
  • 算出した部位は、18種です。
  • 10年相対生存率の算出は、2000年から2003年に診断治療を行った20施設45,359症例に続き3回目の算出、公開です。
  • データ提出施設が限られているので、前回同様に施設別の算出は行っていません。

部位別算出

部位別臨床病期別に、全症例と手術症例の生存率および病期判明率、手術率、追跡率を算出し、一覧およびグラフで表示しています。
5年生存率と10年生存率ではデータベースが違いますのでご注意ください。

データ提供施設(20施設)

青森県立中央病院、岩手県立中央病院,宮城県立がんセンター、山形県立中央病院,栃木県立がんセンター、群馬県立がんセンター、埼玉県立がんセンター、千葉県がんセンター、がん研究会有明病院、神奈川県立がんセンター、新潟県立がんセンター新潟病院、福井県立病院、静岡県立静岡がんセンター、愛知県がんセンター中央病院、滋賀県立総合病院、国立病院機構大阪医療センター、兵庫県立がんセンター、呉医療センター・中国がんセンター、佐賀県医療センター好生館、大分県立病院

生存率算出結果の概要

全部位全臨床病期の10年相対生存率は55.5%でした。(前回集計2000年から2003年の全部位全臨床病期の10年相対生存率58.5%。同じデータベースの5年相対生存率は63.8%)。
2001-2004年の10年相対生存率はエデラーII法で計算しております。前回集計の2000-2003年の相対生存率はエデラーI法で計算しております。2000-2003年の10年相対生存率をエデラーII法で計算した場合は54.2%になります。

  1. 90%以上
    前立腺(92.4%)
  2. 70%以上90%未満
    甲状腺(86.0%)、子宮体(79.0%)、乳82.8%)、子宮頸(69.8%)など
  3. 350%以上70%未満
    大腸(65.9%)、胃(64.3%)、腎(62.4%)など
  4. 4    30%以上50%未満
    卵巣(44.5%)、肺(30.4%)など
    5    30%未満
  5. 食道(28.4%)、胆のう胆道(15.2%)、肝(14.6%)、膵(5.0%)など

KapWeb

KapWebは、がん種、病期、性別、年齢、初回治療など様々な組み合わせで5年相対生存率をみることができるデータベースで、2012年10月より一般公開しています。2016年1月からは10年相対生存率もみることができるようになりました。
今回新たに5年生存率算定のため、2009年に診断治療を行った32施設51,708症例の情報を追加しました。また10年生存率算定のため、2004年に診断治療を行った18施設23,225症例の情報を追加しました。

全がん協生存率

相対生存率(全部位 2001年から2004年)

主な機能

  • 各種の条件で絞込が可能な生存率解析システム
  • 条件設定により生存率を算出
    生存率の年次推移をグラフと数値一覧表でみることができます。
  • がんサバイバー生存率の算出
    治療開始から一定期間生存した患者さんの生存率を集計(長く生存した患者さんほどその後の生存率の改善をみることができます。)
  • 英語表示
  • エデラーII法での生存率の算出 (くわしいデータ画面ではI法かII法の選択可)
    エデラーI法は患者集団の年齢分布が変化しないものとして生存率を計算し、エデラーII法は患者集団の年齢分布が変化するものとして生存率を計算しております。
    患者集団の年齢構成は死亡者が増えると変わるので、エデラーIIの方がより実態に即した生存率が計算できます。

活用方法

  • 患者さんの治療選択の参考情報
  • 引き続き再発に注意が必要か、再発の多い時期を乗り切ったのかなど見通しを得る。

データ提供への配慮

がん告知の直後など受容のための心の準備が整わない時期にある患者さんや、生存率についての情報を望まない方のために、説明と統計ページ回避画面を用意しています。

検索項目

  • 部位 全28種(一部重複あり)
  • 全部位、口唇・口腔・咽頭、舌、中咽頭、上咽頭、下咽頭、食道、胃、大腸(結腸・直腸)、結腸、直腸、肝、胆のう・胆管、膵臓、咽頭、肺(気管を含む)、骨、悪性黒色腫、皮膚、中皮腫、乳房、子宮、子宮頚部、子宮体部、卵巣、前立腺、腎・尿路(膀胱を除く)、膀胱、甲状腺
  • 臨床病期
  • 年齢
  • 性別
  • 手術 全症例、外科的、体腔鏡的(腹腔鏡、胸腔鏡)、内視鏡的(ポリープ切除など)、手術なし
  • 治療法(放射線治療、化学療法、免疫・BRM療法、内分泌療法) 
  • 生存率(5年生存率、10年生存率)

報道関係からのお問い合わせ先

部位別(施設別)生存率について

群馬県衛生環境研究所
電話番号:027-232-4881(代表)

群馬県立がんセンター
電話番号:0276-38-0771(代表)
メールアドレス:saruki●gunma-cc.jp(●を@に置き換えてください)
猿木信裕(がん研究開発費研究班分担研究者)群馬県衛生環境研究所長、群馬県立がんセンター前院長

KapWebについて

千葉県がんセンター研究所がん予防センター(疫学研究部)三上春夫(がん研究開発費研究班小班)
事務局:永瀬浩喜、中村洋子
電話番号:043-264-5431(代表)
メールアドレス:hmikami●chiba-cc.jp(●を@に置き換えてください)

その他全般について

国立研究開発法人 国立がん研究センター 企画戦略局 広報企画室
〒104-0045 東京都中央区築地5-1-1 
電話番号:03-3542-2511(代表)
ファクス番号:03-3542-2545
メールアドレス:ncc-admin●ncc.go.jp(●を@に置き換えてください)

別紙表1

全がん協部位別臨床病期別5年相対生存率
(2007-2009年診断症例)
  IIIIIIIV全症例手術
症例
手術
率(%)
病期判
明率(%)
追跡率
(%)
食道
C15
症例数 1,290 1,112 1,658 1,523 5,675 2,095 36.9 98.4 96.2
生存率(%) 86.3 56.1 29.3 12.4 43.3 55.3

C16
症例数 13,888 1,667 2,077 3,782 22,000 13,063 59.4 97.3 95.8
生存率(%) 97.4 65.0 47.1 7.2 74.5 78.1
結腸
C18
症例数 2,132 1,728 2,267 1,864 8,294 7,344 88.5 96.3 96.2
生存率(%) 98.5 91.6 85.1 18.8 74.8 79.7
直腸
C19-20
症例数 1,631 1,345 1,817 1,104 6,257 5,509 88.0 94.2 96.7
生存率(%) 96.5 88.0 83.2 22.4 77.6 80.6
大腸
C18-20
再掲1
症例数 3,763 3,073 4,084 2,968 14,551 12,853 88.3 95.4 96.4
生存率(%) 97.6 90.0 84.2 20.2 76.0 80.1

C22
症例数 1,763 1,191 1,147 552 4,740 1,398 29.5 98.2 95.5
生存率(%) 59.6 35.6 14.0 1.9 35.3 59.6
胆嚢胆道
C23-24
症例数 606 564 276 611 2,199 1,144 52.0 93.5 95.9
生存率(%) 57.3 24.4 11.3 1.8 26.4 44.3

C25
症例数 283 970 846 2,289 4,489 1,463 32.6 97.8 96.0
生存率(%) 41.9 18.3 5.9 1.2 9.3 25.2
喉頭
C32
症例数 456 358 236 351 1,413 499 35.3 99.2 97.3
生存率(%) 96.4 81.0 71.9 47.2 75.8 70.5
気管・肺
C33-C34
腺がん
症例数 5,346 507 1,862 2,947 10,877 6,132 56.4 98.0 96.2
生存率(%) 88.1 49.0 24.2 6.1 53.2 83.7
気管・肺
C33-C34
扁平上皮がん
症例数 1,278 589 1,268 745 3,925 1,772 45.1 98.9 97.0
生存率(%) 69.5 50.5 19.4 2.8 37.7 69.0
気管・肺
C33-C34
小細胞
症例数 256 136 723 917 2,049 354 17.3 99.2 97.5
生存率(%) 58.1 42.1 18.4 2.3 18.1 56.8

C33-C34
再掲2
症例数 7,655 1,448 4,644 5,824 19,997 9,144 45.7 97.9 96.7
生存率(%) 81.8 48.4 21.2 4.5 42.7 78.1

50(女)
症例数 7,289 7,020 1,679 779 16,865 15,798 93.7 99.4 97.6
生存率(%) 100.0 96.0 80.8 37.1 93.5 96.4

50(男)
症例数 22 18 7   52 48 92.3 90.4 92.5
生存率(%) 100.0 100.0 78.8   94.0 100.0
子宮頸
C53(女)
症例数 1,698 694 751 479 3,667 2,104 57.4 98.8 96.3
生存率(%) 92.3 77.6 62.8 26.6 74.8 87.6
子宮体
C54(女)
症例数 2,403 232 408 226 3,485 3,227 92.6 93.8 97.8
生存率(%) 95.9 87.3 70.8 17.5 85.6 89.4
卵巣
C56(女)
症例数 689 123 599 306 1,875 1,671 89.1 91.6 97.7
生存率(%) 89.0 69.6 45.0 25.3 62.2 67.9
前立腺
C61(男)
症例数 163 6,490 1,213 1,209 9,151 3,096 33.8 99.2 96.4
生存率(%) 100.0 100.0 100.0 63.7 100.0 100.0
腎臓など
C64-66
症例数 1,322 308 291 720 2,731 2,202 80.6 96.7 96.4
生存率(%) 97.4 82.4 73.2 16.9 71.5 84.3
膀胱
C67
症例数 885 330 262 174 1,737 1,582 91.1 95.0 97.0
生存率(%) 86.5 72.7 55.4 17.0 71.3 75.7
甲状腺
C73
症例数 868 223 271 640 2,160 1,956 90.6 92.7 97.1
生存率(%) 100.0 98.6 99.0 73.2 92.1 96.0
全部位症例数 48,534 28,781 22,828 27,334 132,869 88,976 67.0 95.9 -
生存率(%) 91.8 82.4 53.1 21.2 67.6 82.5

再掲1:結腸がん、直腸がんを合わせて大腸がんとした。
再掲2:肺がんは組織診断により腺がん、扁平上皮がん、小細胞がんに分け集計したが、それ以外にその他を含め肺がんとした。

別紙表2

全がん協部位別臨床病期別10年相対生存率
(2001-2004年診断症例)
  IIIIIIIV全症例手術
症例
手術
率(%)
病期判
明率(%)
追跡率(%)
食道
C15
症例数 585 603 754 584 2,677 1,060 39.6 94.4 98.5
生存率(%) 60.6 31.7 18.6 7.2 28.4 37.7

C16
症例数 5,463 787 1,004 1,551 9,283 6,389 68.8 94.9 98.9
生存率(%) 89.7 52.2 36.2 6.0 64.3 67.9
結腸
C18
症例数 803 770 777 596 3,131 2,765 88.3 94.1 99.1
生存率(%) 93.3 77.9 74.4 10.4 67.1 69.1
直腸
C19-20
症例数 590 519 600 366 2,218 2,023 91.2 93.6 98.8
生存率(%) 87.5 77.0 65.6 7.8 64.2 65.0
大腸
C18-20
再掲1
症例数 1,393 1,289 1,377 962 5,349 4,788 89.5 93.9 99.0
生存率(%) 90.8 77.5 70.6 9.5 65.9 67.3

C22
症例数 722 760 641 296 2,544 672 26.4 95.1 98.0
生存率(%) 25.7 15.9 7.5 2.5 14.6 30.6
胆嚢胆道
C23-24
症例数 153 177 84 256 746 406 54.4 89.8 98.1
生存率(%) 42.0 15.8 5.5 1.6 15.2 26.5

C25
症例数 122 309 225 791 1,586 612 38.6 91.2 99.1
生存率(%) 29.1 8.7 2.1 0.7 5.0 12.0
喉頭
C32
症例数 257 209 91 139 746 279 37.4 93.3 99.0
生存率(%) 79.3 52.3 44.7 38.9 58.3 51.7

C33-C34
症例数 3,407 898 2,470 2,482 9,485 4,394 46.3 97.6 98.8
生存率(%) 63.3 28.5 13.2 2.8 30.4 57.6

50(女)
症例数 2,905 3,961 835 384 8,215 7,841 95.4 98.4 99.2
生存率(%) 95.4 86.0 57.8 15.4 82.8 85.5
子宮頸
C53(女)
症例数 912 341 350 156 1,814 1,217 67.1 97.0 98.0
生存率(%) 89.1 65.7 46.8 14.5 69.8 82.7
子宮体
C54(女)
症例数 920 85 171 76 1,338 1,270 94.9 93.6 98.9
生存率(%) 90.9 82.2 55.0 8.2 79.0 82.8
卵巣
C56(女)
症例数 267 78 286 122 801 705 88.0 94.0 99.1
生存率(%) 82.5 56.1 18.7 13.4 44.5 49.7
前立腺
C61(男)
症例数 139 1,726 593 522 3,100 1,184 38.2 96.1 98.8
生存率(%) 98.2 100.0 93.5 41.0 92.4 100.0
腎臓など
C64-66
症例数 469 124 122 226 1,001 834 83.3 94.0 98.5
生存率(%) 89.3 68.9 51.4 14.9 62.4 72.5
膀胱
C67
症例数 423 164 105 75 816 736 90.2 94.0 98.7
生存率(%) 73.6 74.7 33.3 16.5 63.5 67.9
甲状腺
C73
症例数 231 174 174 229 891 826 92.7 90.7 99.1
生存率(%) 98.7 100.0 92.7 54.7 86.0 89.5
全部位症例数 19682 13009 10205 10644 57147 39346 68.9 93.7 -
生存率(%) 80.6 68.3 38.5 13.1 55.5 69.9

再掲1:結腸がん、直腸がんを合わせて大腸がんとした。
再掲2:肺がんは組織診断により腺がん、扁平上皮がん、小細胞がんに分け集計したが、それ以外にその他を含め肺がんとした。

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