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国立がん研究センター

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がんゲノム情報管理センター長就任のお知らせ

 2023年4月3日

国立研究開発法人 国立がん研究センター

2023年4月1日付で、がんゲノム情報管理センター(略称C-CAT)センター長に、河野 隆志が就任しましたのでお知らせいたします。

河野 隆志

河野 隆志(こうの たかし)

略歴

1965年 生まれ

1989年 京都大学 薬学部 卒業

1995年 東京大学 大学院医学研究科修了 医学博士

1995年 国立がんセンター 研究所 生物学部 研究員

2010年 国立がん研究センター 研究所 ゲノム生物学研究分野 分野長

2013年 同上 先端医療開発センター ゲノムTR分野 分野長 (併任)

2018年 同上 がんゲノム情報管理センター 情報利活用戦略室 室長 (併任)

2023年 同上 がんゲノム情報管理センター長

ご挨拶

2023年4月1日より、C-CATセンター長として就任いたしました。

現在、全国約250カ所のがんゲノム医療中核拠点病院、がんゲノム医療拠点病院、がんゲノム医療連携病院で、保険診療として年間約2万件のがん遺伝子パネル検査が行われています。がん遺伝子パネル検査とは、がん細胞の遺伝子の変化、つまり特徴を知ることで、患者さんそれぞれのがんに適した治療法を検討するための検査です。C-CATはこの検査を受けられた患者さんの臨床情報とパネル検査のゲノム情報を安全に集約し、医療施設にそれぞれの患者さんの診療に役立つ情報をC-CAT調査結果として届けています。そして、その数はすでに5万例を超えています。また、学術研究や医薬品の開発を目的としたC-CAT集積データの利活用も開始1年を超え、製薬企業を含めた多くの機関がデータを利用くださっています。国を挙げてのこのような仕組みは、国際的にも大きな注目を集めています。このような体制が実現しているのは、C-CATへのデータ集約にご同意くださった患者さん、そして、病院、検査企業の方々の多大なご協力の賜物です。

C-CATセンター長として、がん遺伝子パネル検査にもとづく診療の支援をよりよいものとするとともに、集められた貴重なデータの利活用をより強力に推進することで、C-CATメンバーと一丸となり、日本のがんゲノム医療の飛躍的な発展に向け尽力してまいります。引き続きのC-CATへのご理解とご協力をお願いいたします。

遺伝子パネル検査を基礎とした日本のがんゲノム医療体制

参考ホームページリンク(外部サイト)

がんゲノム情報管理センター「がんゲノム医療とがん遺伝子パネル検査」

がんゲノム医療とは

C-CATへのデータ登録の状況

C-CATデータの利活用の状況

C-CAT twitter

C-CATを紹介する英語論文(Cancer Discovery誌掲載)

報道機関からのお問い合わせ

国立研究開発法人 国立がん研究センター
企画戦略局 広報企画室
104-0045 東京都中央区築地5-1-1
電話番号:03-3542-2511(代表) 
メールアドレス:ncc-admin●ncc.go.jp

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