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(第51回 希少がんMeet the Expert)

「胸腺腫・胸腺がん 」渡辺俊一・後藤 悌
(第51回 希少がんMeet the Expert)

更新日 : 2021年2月18日

公開日:2019年9月27日
  • 日時:2019年9月20日 金曜日 19時から20時30分
  • 場所:国立がん研究センター中央病院 希少がんセンター待合
  • 講師:渡辺 俊一 国立がん研究センター/中央病院呼吸器外科長
  • 講師:後藤 悌 国立がん研究センター希少がんセンター/中央病院呼吸器内科

動画

第51回胸腺腫・胸腺がん開会挨拶第51回胸腺腫・胸腺がん講演:渡辺 俊一

第51回胸腺腫・胸腺がん講演後藤 悌

第51回胸腺腫・胸腺がんディスカッション

開催報告

希少がんを知り・学び・集う「希少がんMeet the Expert」の第51回のセミナーが、「胸腺腫・胸腺がん」のテーマで、2019年9月20日に開かれ、患者さん・ご家族、医療関係者など、33名が参加しました。
当日、セミナーは加藤陽子(希少がんセンター)による司会のもと、プロジェクトリーダーを務める後藤悌(希少がんセンター/中央病院呼吸器内科)による開会の挨拶で始まりました。3年目を迎え51回を重ねるこのセミナーでは、過去に取り上げたがんがテーマになることもあります。後藤からは、回を重ねて足を運んでくれる参加者にも意義のある内容になるものを目指して、「必ず新しい内容を盛り込むようにしている」と話がありました。

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    司会:加藤 陽子

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    開会挨拶

最初の講演は「胸腺腫・胸腺がんの外科治療」のテーマで、渡辺俊一(中央病院呼吸器外科長)が話をしました。胸腺腫・胸腺がんは、病理検査によって確定診断がされるまでは、「前縦隔腫瘍」として、さまざまな腫瘍に分類されています。「前縦隔」とはどこか、あまり知られていない「胸腺」の役割などが、画像とともに紹介されました。
続いて、胸膜の外科手術について、浸潤に伴って切除範囲が重要な血管に及ぶ場合があり、人工血管による上大静脈の再建手術をすることがあります。手術操作が行われている実際の画像とともに具体的に解説され、参加した方々が特に熱心に見入っていました。

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    講師:渡辺 俊一

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    渡辺 俊一による講演の様子

2つ目の講演は、後藤悌(希少がんセンター/中央病院呼吸器内科)による「胸腺腫・胸腺がんの内科治療」についてです。まずは、胸腺腫・胸腺がんの病理や分類、症状と診断について解説がありました。

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講師:後藤 悌

また、特徴として、「重症筋無力症」「赤芽球ろう」などを合併することがあり、それらの合併率や治療法が示されました。
さらにガイドラインに示された病期などに応じた治療選択について、先端の知見がわかりやすく解説されました。化学療法の選択については前向きのエビデンスが示されにくいなか、既存の治療のエビデンスにつながる後ろ向き研究の結果が近々期待できるという話がありました。

 

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ディスカッションの様子

ディスカッションには、講演の渡辺俊一、後藤悌のほか、胸腺腫・胸腺がん患者会「ふたつば」の松澤圭子さん、司会の加藤陽子が登壇し、進行役はがん情報サイト「オンコロ」の濱崎晋輔が務めました。
会場の参加者から事前に寄せられた質問に対して、登壇者らが一つ一つ丁寧に回答していきます。「治療を受けるのによい病院を選ぶポイント」については、「病態によって開胸手術や胸腔鏡手術、そのほか術式を変えているか。外科だけでなく内科や放射線科、また、合併症の診療科による集学的治療が受けられるかが大切である」(渡辺)との話がありました。
そのほか、「複数の治療法を提示されたらどう選んだらいいか」「重症筋無力症や赤芽球ろうの治療について」「経過観察の内容」などについて話題が広がりました。たくさんの話題と情報が提供されるなか、「患者は情報が少なくて不安だが、このような場も活用し、協力して情報交換をしていきたい」(松澤さん)との思いを共有し、セミナーは拍手で終了しました。

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    質問に答える渡辺 俊一

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    質問に答える後藤 悌

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    胸腺腫・胸腺がん患者会「ふたつば」の松澤 圭子さん

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    加藤 陽子

  • 希子(Mareko)
  • 希少がんホットライン