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血液腫瘍科

1.血液腫瘍科について
2.診療について
3.研究について
     成人T細胞白血病・リンパ腫(ATL)に対するインターフェロンα/ジドブジン併用療法の第III相ランダム化比較試験(JCOG1111) バナー成人T細胞白血病・リンパ腫(ATL)に対するインターフェロンα/ ジドブジン併用療法の第III相ランダム化比較試験(JCOG1111)

1.血液腫瘍科について

 血液腫瘍科長
塚崎 邦弘 (つかさき くにひろ)   塚崎 邦弘 (つかさき くにひろ) 外来診療日:月・木
  専門医・認定医資格など:
日本血液学会 血液専門医、指導医
日本内科学会 認定内科医
血液腫瘍の治療法は着実に進歩しています。お一人お一人の患者さんに適切な治療法(標準治療または開発段階の新規治療)を提供できるように日々努めています。
 医長
瀬尾 幸子 (せお さちこ)   瀬尾 幸子 (せお さちこ) 外来診療日:火・金
  専門医・認定医資格など:
日本血液学会 血液専門医、指導医
日本内科学会 総合内科専門医、指導医
日本造血細胞移植学会 認定医

造血幹細胞移植を含む根治を目指した治療を行っています。若年者の方の身体的、精神的な長期的サポートも心がけています。
 非常勤医師
岡元 るみ子 (おかもと るみこ)   岡元 るみ子 (おかもと るみこ) 外来診療日:
  専門医・認定医資格など:
日本臨床腫瘍学会 がん薬物療法専門医
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
日本内科学会 総合内科専門医
患者さんに最適な治療選択、そして、安心して治療を続けていただけるよう、わかりやすいご説明を心がけています。
 非常勤医師
大橋 晃太 (おおはし こうた)   大橋 晃太 (おおはし こうた) 外来診療日:
  専門医・認定医資格など:
日本血液学会 血液専門医
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
日本内科学会 認定内科医
患者さんに安心して治療に臨んで頂けるよう、十分な御説明・御相談の上で診療を行ってまいります。また、心身両面の苦痛の緩和に努め、患者さんのお住まいの地域の医療機関とも連携して、御自宅での療養生活も含めサポートしていく所存です。
 非常勤医師
小林 千春 (こばやし ちはる)   小林 千春 (こばやし ちはる) 外来診療日:
  専門医・認定医資格など:
日本内科学会 認定内科医
患者さんと十分にご相談の上で、最適な治療になるよう心がけています。慢性骨髄性白血病の研究に従事した経験から、血液疾患の最新の知見を診療に生かせるように努めております。何でも気軽にご相談ください。

血液腫瘍科では、15歳以上の患者さんを対象として、急性・慢性白血病、骨髄異形成症候群、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫などの造血器悪性腫瘍の診断、治療を行っています。化学療法、分子標的治療から同種造血幹細胞移植まで患者さんにとって最適な治療を行なうとともに、難治症例の場合には、臨床試験中の新薬や細胞・免疫療法での治療も行っています。

当科では、全国的に専門家の少ない「思春期・若年成人(AYA世代)に発症するがん診療」に力を入れており、小児腫瘍科の医師と連携をとりながら、診療を行っています。

思春期・若年成人(AYA世代)に発症するがん診療 図

2.診療について

当科の2015年の初診患者数は300人であり、約25-30人の入院患者の診療を行っています。8階病棟にはクリーンルームが8床あり、本年度から同種造血幹細胞移植も開始する予定です。

新患患者数(血液腫瘍科)
平成27年1月〜12月
疾患名 症例数
非ホジキンリンパ腫 150
ホジキンリンパ腫 8
急性リンパ性白血病 7
慢性リンパ性白血病 4
急性骨髄性白血病 16
慢性骨髄性白血病 5
骨髄増殖性腫瘍(CML除く) 22
多発性骨髄腫 12
骨髄異形成症候群 10
その他 64
298

当科では、思春期・若年成人(AYA世代)に対する治療を積極的に行っています。思春期および生殖年齢の患者さんにとって、病気を治すことと同時に、治療後の生活の質(Quality of Life)を保つ事も重要な課題です。妊孕性の温存を考慮し、治療開始前に卵巣凍結保存や精子保存の説明を行っています。希望がある場合には連携病院をご紹介し、治療が遅れることなく始められるよう対応しています。

妊孕性温存ネットワーク 図

また、晩期合併症をなるべく少なくするため、放射線治療科と連携し、副作用が少ない陽子線治療が積極的に行われています。治療終了後は定期的観察を行い、二次がんや内分泌異常などの晩期合併症の評価を行っていきます。

初診外来は原則予約制ですので、初診の方はまず初診受付にお電話いただき、予約をとってください。急性白血病の緊急初診予約、あるいは思春期:若年者成人のご家族のご相談や造血幹細胞移植のご相談の場合、直接04-7133-6502にご連絡いただいても構いません。当院では、先進的がん専門病院としての役割以外に、関東地域の一般血液内科としての役割も担っていると考えています。従いまして、血液悪性疾患と診断がつく前の白血病増多、リンパ節腫脹などの段階で受診していただいても問題ありません。

3.研究について

治療成績の向上を目指してより良い標準的治療を確立するための臨床研究を行っています。当科では、全国的な多施設共同研究として、日本臨床腫瘍研究グループ(JCOG)と日本成人白血病研究グループ(JALSG)に参加しています。また新薬の開発研究も行われています。また、これから細胞・免疫療法の新たな臨床試験が始まります。現在参加可能な試験に関しましては、下記をご参照ください。

1. 若年者白血病
  小児および若年成人におけるT細胞性急性リンパ性白血病に対しる他施設共同第II相臨床試験(JALSG試験)
2. 悪性リンパ腫
  *未治療活性化B細胞びまん性大細胞型B細胞リンパ腫を対象としたレナリドミド併用R-CHOP療法の第III相他施設共同二十盲検ランダム化プラセボ対照試験
*進行固形癌又は非ホジキンリンパ腫の日本人患者を対象としたCC-122経口投与の第I相他施設共同容量漸増オープンラベル試験
*CD30陽性成熟型T細胞リンパ腫患者を対象としたフロントライン治療におけるブレンキシマブ ベドチンおよびCHP併用療法とCHOP療法を比較するランダム化二重盲検第III相試験
3. 成人T細胞白血病・リンパ腫(ATL)
  成人T細胞白血病・リンパ腫に対するインターフェロンα/ジドブジン併用療法の第III相ランダム化比較試験(JCOG試験 #1111)

     成人T細胞白血病・リンパ腫(ATL)に対するインターフェロンα/ジドブジン併用療法の第III相ランダム化比較試験(JCOG1111) バナー成人T細胞白血病・リンパ腫(ATL)に対するインターフェロンα/ ジドブジン併用療法の第III相ランダム化比較試験(JCOG1111)