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がんゲノム情報管理センター長 新年度のご挨拶

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2022年度の始まりに一言ご挨拶申し上げます。

がんゲノム医療は、本邦で2019年6月から正式に開始され、既に2年10ヶ月が経過しました。保険診療下でがんゲノム医療を行う機関も、当初は中核拠点病院11施設、連携病院100施設で開始されましたが、2022年4月現在では中核拠点病院12施設、拠点病院33施設、連携病院189施設に増加し、国内で広くがんゲノム医療を受ける体制が構築されました。

また、医療施設でがん遺伝子パネル検査を受ける患者の臨床情報・がんゲノム情報を、患者同意の下で集約し、さらにC-CAT調査結果を医療機関に返却する「がんゲノム情報管理センター(C-CAT)」も設立・運営され、2022年3月までに既に3万例を越える情報が集約されています。また、がん遺伝子パネル検査の結果、適応外薬剤の使用が推奨された場合に対応する「受け皿試験」もがんゲノム医療中核拠点病院のご協力で推進されているところです。

こうしてC-CATに集約された情報を、がん診療・研究開発に役立てるための「診療検索ポータル」、「利活用検索ポータル」の利用も2021年度に開始され、既に活用されています。

新年度も、患者・医療機関・検査会社・製薬会社の方と協働し、日本のがんゲノム医療を最良のものにするべく努力して参りますので、ご指導のほどよろしくお願い申し上げます。

2022年4月
国立がん研究センターがんゲノム情報管理センター
センター長 間野 博行