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研究員へのインタビュー NO.5サバイバーシップ研究部 特任研究員 田中 るみ
がん対策研究所に来たきっかけ

大学を卒業後、病棟でがん患者さんの看護に携わりました。その後大学院を終了し、大学教員として教育と研究に取り組んでいました。研究を進める中で、成果を積み重ねるだけでなく、患者さんの支援にどうつなげるかを強く意識するようになりました。大学院生の知人を通じて、看護学を背景にしていてもがん対策研究所で研究に携われることを知り、オープンキャンパスに参加しました。患者さんの生活に届く研究に魅力を感じ、着任を決めました。
現在の研究内容や事業内容
現在は、がんサバイバーが治療後の生活の中で抱えるアンメットニーズや心理社会的課題に関する研究に取り組んでいます。特に、孤独感、抑うつ、倦怠感など、周囲から見えにくい困難に着目しています。孤独感、抑うつについては、支援を必要とする方を早期に見つけるための予測モデルの開発を進めています。また、音楽療法や運動療法など、日常生活の中で取り組みやすい方法を用いた倦怠感への介入研究にも取り組んでいます。
さらに、がんとともに生きる中で避けがたい不確実性や困難に、患者さんがどのように向き合っているのかにも関心を持っています。患者さんやサバイバーの声を大切にしながら、国内外の研究者や異なる専門領域の方々とも連携し、実際の支援につながる研究を目指しています。
がん対策研究所での生活
研究に集中しやすい作業環境を整えていただいており、分析や論文執筆などの作業と、チームで行う打ち合わせとのメリハリをつけて過ごしています。業務ではリモート会議やAIを含む各種デジタルツールも積極的に活用されており、情報共有や作業を効率よく進めやすいと感じています。築地周辺にはおいしいお店も多く、ランチの開拓も楽しみの一つです。
がん対策研究所に来てよかったこと
以前は研究を一人で進める場面も多く、研究の方向性や解析方法について相談する機会が限られていました。サバイバーシップ研究部では、心理士、医師、看護師をはじめ、医療職以外のバックグラウンドを持つ仲間にも研究について相談できます。異なる視点から意見をいただくことで研究に深みが増し、より自信を持って取り組めるようになりました。
研究や事業への参加を検討している方へ一言
がん対策研究所には、さまざまな専門性や経験を持つ方が集まり、それぞれの視点を生かしながら研究や事業に取り組める環境があります。がん領域の経験が少なくても、患者さんやサバイバーの生活をよりよくしたいという思いがあれば、自分の専門性を生かせる場面がきっとあると思います。