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職員へのインタビュー NO.11がん情報提供部 看護師 宮本 紗代

がん対策研究所に来たきっかけ

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大学病院で看護師として勤務する中で、必要な情報が患者さんやご家族に十分に届かず、それが医療者とのコミュニケーションや、治療・療養に関する意思決定に影響していることに課題を感じていました。また、治療の現場という限られた範囲では、医療者も気づきにくいアンメットニーズが数多くあることを実感していました。目の前の患者さんを支援することに加え、より多くの患者さんや家族に届く仕組みづくりに関わりたいと考えたことが、がん対策研究所にきたきっかけです。

現在の研究内容や事業内容

がん情報提供部に所属し、全国の情報提供・相談支援の質の向上に向けた事業を担っています。具体的には以下の通りです。

  1. がん情報サービスサポートセンターにおける電話相談およびチャット相談対応
  2. がん相談支援センター・がん専門相談員に向けた研修・認定事業
  3. 都道府県や国の情報提供・相談支援のあり方を検討する情報提供・相談支援部会の事務局

看護・社会福祉・心理の3つの領域が影響し合いながら、困りごとや不安を抱える患者さんに必要な情報を届け、その情報を生かして意思決定していく過程に伴走するがん相談の魅力を感じています。
また上記以外にもがん情報サービスサポートセンターに寄せられる相談内容を分析し、情報ニーズを明らかにする研究、学会発表にも取り組んでいます。

がん対策研究所での生活

築地、東銀座の歴史ある街並みがとても好きで、毎日出勤していても飽きることがありません。部署は風通しがよく、様々なアイディアを出し合いディスカッションできる仲間や上司に恵まれています。女性が多い職場でもあり、ワークライフバランスや今後のキャリアを考える上でのロールモデルとなる方が多いことにも、刺激を受けています。

がん対策研究所に来てよかったこと

臨床で感じていた疑問や課題を、個別の支援にとどまらず、仕組みやがん対策の視点から考えられるようになったことです。がん対策研究所では、現場の声を施策に届けるとともに、国の方針を現場で実行可能な形で整えていきます。そのためには、医療機関、相談員、行政関係者など、幅広いステークホルダーの間に立って、事業の方向性や具体的な取り組みを検討していく必要があります。調整力だけでなく、「あるべき情報提供や相談支援のかたちは?」を常に考えながら、柔軟なアイディアや創造性、場を動かすユーモアを発揮することも求められ、それがこの仕事ならではの面白さとやりがいだと感じています。

研究や事業への参加を検討している方へ一言

患者さんや現場が抱える課題というミクロな視点と、都道府県や国としてあるべき姿というマクロな視点を行き来しながら本当に求められていることを見極めることが好きな人、そして自分自身の課題感や経験を社会全体のよりよい仕組みづくりに生かしたい方にとって、多くの学びと挑戦の機会がある場所だと思います。
ぜひ一緒に働けることを楽しみにしています。