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平成26年度患者体験調査を含むがん対策進捗評価について

がん対策推進基本計画はがん対策基本法に基づき、平成19年6月に閣議決定されて開始されましたが、平成24年6月第2期からは、がん対策の進捗の把握を行うのが重要という認識の元、進捗評価をすることが課題の1つに追加されています。

そのため、当部では、がん対策の進捗評価を目的に、がん情報提供部と共同で厚生労働省がん臨床研究事業「がん対策における進捗管理指標の策定と計測システムの確立に関する研究」(研究代表者:若尾文彦がん対策情報センター長)において

  • がん対策推進協議会の委員と専門家の皆様のデルファイ法を用いた意見集約調査
  • 全体目標「がん患者と家族の療養生活の質の向上」に関するフォーカスグループ調査

 を経て指標を策定し、患者さんの体験からその指標の集計するために、平成27年前半患者体験調査を行い、他のデータ源からの測定も併せて、結果をまとめました。

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全文

(平成27年11月版)「指標にみるわが国のがん対策」(全文)(PDF:9,528KB)

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また、がん対策の範囲は非常に幅広く、科学的根拠に基づいてがん対策を進めるためには、基本計画の基本方針にも書かれているよう に、「重点的に取り組むべき課題を定めた総合的かつ計画的ながん対策の実施」が求められます。上記のがん対策進捗過程に関する検討過程において、同時に系統的なもれのない、がん対策施策を立案するための整理を行い、その内容を「癌の臨床」に報告しました。

  • 癌の臨床 第60巻・第1号 2014年2月(外部サイトにリンクします。)
    特別連載 日本のがん対策の新しい動き-科学的根拠に基づいたがん対策を進めるために-
    がん対策を包括的に進めるための枠組みの検討

この記事の中で、関連資料を下記に掲載しましたので、ご興味のある方は是非ご覧ください。

平成29年度より、「がん対策の進捗管理のための指標と測定の継続的な 発展に向けた研究」(代表:東 尚弘・がん臨床情報部長)で、これまでの測定の項目や方法を見直して今後の継続的な発展を探っています。