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新年度のご挨拶

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国立がん研究センターがん対策研究所は、国のがん対策を科学的根拠と社会実装の両面から支える中核機関としての役割を担っています。医療技術の進展に加え、人口構造や社会環境、医療DXや生成AIの普及など、がん医療を取り巻く環境は大きな転換期を迎えています。こうした時代において、がん対策・社会医学研究には、人と社会を中心に据えた事業設計がこれまで以上に求められると考えています。
国では2040年を見据え、持続可能ながん医療提供体制の再構築が議論されており、データに基づく均てん化・集約化の推進が重要な鍵となります。診療の見える化、病院間ネットワーク、デジタル技術や患者支援を通じ、アウトカムと体験価値を同時に高める納得感のある道筋を描く必要があります。
がん登録情報をはじめとするリアルワールドデータの連結・利活用環境が整いつつあり、政策や診療改善への迅速な還元が期待されます。研究の価値も社会的インパクトで測られる時代です。社会価値から逆算した研究設計と共創を通じ、研究と社会の橋渡しに努めてまいります。がん対策研究所公認Xでは積極的に情報発信を行っております。是非一度ご覧になってください。
「誰一人取り残さないがん対策」の実現に向け、行政・医療者・研究者・患者市民・産業・地域の皆さまとともに、職員一同誠心誠意努めてまいります。皆様のご理解とご助言を心よりお願い申し上げます。

 

2026年4月
国立がん研究センターがん対策研究所
所長 松岡 豊