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国立がん研究センター

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リンパ腫の療養について

最終更新日:2023年10月17日

前回の動画▷リンパ腫の治療について

療養について

リンパ腫では外来治療が主体となるため、仕事を続けながら治療を続けている人もたくさんいらっしゃいます。仕事と治療の両立、または職場への復職を考えている場合は、担当医とよく相談しましょう。がん相談⽀援センターも仕事の悩みに対応していますので、お気軽にご相談ください。

リンパ腫は明らかな原因が分かっていないため、確実な予防法はありません。定期的に健康診断を受け、血液検査やX線検査などで異常を指摘されたら、早めに受診するなどがすすめられます。くびや腋の下のリンパ節にしこりや腫れがあれば、放置せず、早めに医療機関で相談するようにしましょう。

治療が終了しても、何年も経過した後に、晩期の副作用として、新たながん(二次発がん)や心不全、不妊などがおこることもあります。治療終了後は、血液検査やCT検査といった再発を調べるための検査だけでなく、晩期の副作用のチェックも受けるようにしましょう。治療後に体調の変化、発熱や疲れやすいなど気になる症状がある場合は、早めに担当医に相談してください。

リンパ腫は、いったん病変が消失し、完全奏効(CR)*となったあとも再発することがあります。そのため、治療後も一定の期間は3~6ヵ月ごとに通院して、定期検査を受ける必要があります。それ以外であっても、気になる症状があれば、迷わず受診してください。

*完全奏効:がんが全て消失したことを意味する指標

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