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国立がん研究センター

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全国の医療機関でも患者さんの支援に活用できるがん患者さん向けアピアランス(外見)ケアリーフレットに「ウィッグを買いたいと思ったら」を新規に追加

2022年10月13日
国立研究開発法人国立がん研究センター

 

発表のポイント

  • 中央病院アピアランス支援センターは、これから治療を行う、または治療中のがん患者さん向けに、横浜市と協力してアピアランス(外見)ケアリーフレットを作成しています。
  • 髪、爪、肌、眉毛・まつ毛の変化への心構えやセルフケア方法を解説する現行リーフレットに、ウィッグの探し方や選び方を解説するリーフレットを新たに作成し全5種類となりました。
  • がん患者さんご自身のほか、全国のがん診療連携拠点病院などがん患者さんのアピアランスケアに取り組む医療機関でも活用いただけます。

概要

国立研究開発法人国立がん研究センター中央病院(所在地:東京都中央区、病院長:島田和明)アピアランス支援センターでは、横浜市および市内医療者と協力して、がん患者さんが治療中に悩むことの多い髪、爪、肌、眉毛・まつ毛の変化への心構えやセルフケア方法をアピアランス(外見)ケアリーフレットにまとめ、2019年より横浜市内の医療機関をはじめ全国の自治体や医療機関を通じ、患者さんのセルフケアに活用いただいています。 

このたび、ウィッグの探し方や選び方を解説するアピアランスケアリーフレット「ウィッグを買いたいと思ったら」を新たに作成し、現行のリーフレットと合わせ全5種で活用いただけるようになりました。

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    表面

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    裏面

アピアランスケアリーフレットは、治療前や治療中のがん患者さんご自身をはじめ、患者さんのアピアランスケアに取り組む医療機関の方にもご活用いただけるよう、横浜市および国立がん研究センター中央病院アピアランス支援センターのウェブサイトよりPDFファイルでダウンロードすることができ、医療機関では裏面に自施設名を入れて院内配布することもできます(商業目的での使用はお断りしています。)。

アピアランスケアは、外見の変化に起因するがん患者さんの苦痛を、医学的・整容的・心理社会的支援を用いて軽減するケアで、通院治療の増加等に伴い、男女問わず支援に対するニーズが高まっています。全国(2022年4月1日現在408カ所)のがん診療連携拠点病院等の指定要件においても、患者さんに対する治療に伴う外見変化の説明や情報提供、相談に応じられる体制の整備が2022年8月1日より新たに求められるようになりました。

また、国立がん研究センター中央病院は、わが国のがん対策の中核的機関として、がん診療連携拠点病院等の診療支援等の役割を担っており、本リーフレットについても全国のがん診療連携拠点病院等を通じて、多くの患者さんのアピアランスケアに役立てていただきたいと考えています。

厚生労働省 がん診療連拠点病院とは

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/gan/gan_byoin.html(外部サイトにリンクします)

「がん診療連携拠点病院等の整備について」(厚生労働省健康局長通知)(令和4年8月1日)[PDF形式:275KB]

https://www.mhlw.go.jp/content/000972176.pdf(外部サイトにリンクします)

アピアランスケアリーフレットについて

アピアランスケアについての患者さん向けの資料は、ウィッグや化粧品等のパンフレットが多く、医療者の立場から作成されたものはほとんどありませんでした。そこで2019年に横浜市、横浜市内でアピアランスケアに取り組む医療者、国立がん研究センター中央病院の3者の協力により髪、爪、肌、眉毛・まつ毛の変化への心構えやセルフケア方法を解説するリーフレット(A4サイズ、カラー、両面)4種「髪が抜けますと言われたら」「爪に影響が出ますと言われたら」「肌に影響が出ますと言われたら」「眉毛・まつ毛が抜けますと言われたら」を作成しました。今回、これら現行のリーフレットもアピアランスケアガイドラインの改訂(2021年10月)に合わせ見直しを行い、情報を更新しました。

アピアランスケアリーフレット(全5種、A4サイズ、カラー、両面)

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    髪が抜けますと言われたら

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    爪に影響が出ますと言われたら

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    肌に影響が出ますと言われたら

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    眉毛・まつ毛が抜けますと言われたら

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    NEW ウィッグを買いたいと思ったら

配布、入手方法

全国の各病院でのがん患者さんやご家族への説明時などに活用いただけるよう、横浜市及び国立がん研究センター中央病院アピアランスセンターのウェブサイトよりダウンロードいただけます。がん治療に関わる医療機関の方は、裏面に自施設名を入れて院内で配布することができます。

国立がん研究センター 中央病院 アピアランス支援センター

患者さん・医療者向け資料 横浜市×アピアランス支援センター アピアランスケアリーフレット
https://www.ncc.go.jp/jp/ncch/division/appearance/100/index.html

横浜市

https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/kenko-iryo/iryo/gan/taisaku/appearance.html(外部サイトにリンクします)

注:商業目的(物販やサービス販売)での配布や内容の引用はご遠慮ください。
注:患者会などで使用する場合は、アピアランス支援センターまたは横浜市までご連絡ください。

中央病院アピアランス支援センターについて

アピアランス支援センターは、がんやがん治療による外見変化に悩む患者さんの相談に応じ、自分らしく日常生活を送ることができるようにサポートしています。また、外見の悩みを解決するための研究や全国の医療従事者の教育活動、情報提供にも取り組んでいます。

国立がん研究センター中央病院アピアランスセンター
https://www.ncc.go.jp/jp/ncch/division/appearance/index.html

報道機関からの問い合わせ

リリース内容について

国立研究開発法人 国立がん研究センター
中央病院 アピアランス支援センター センター長
藤間 勝子
TEL:03-3542-2511(代表)
E-mail:ap-kenshu●ml.res.ncc.go.jp

機関窓口

国立研究開発法人 国立がん研究センター
企画戦略局 広報企画室 
104-0045 東京都中央区築地5-1-1
TEL:03-3542-2511(代表)
E-mail:ncc-admin●ncc.go.jp

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