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基底細胞がん(きていさいぼうがん)
更新日 : 2026年7月27日
公開日:2021年11月26日
最新動画(収録日:2023年9月8日)
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基底細胞がんの解説
基底細胞がんについて
表皮の基底細胞や毛包を構成する細胞から発病する皮膚癌です。皮膚癌の中でも最も発生数が多い癌です。はっきりした原因は不明ですが、紫外線・外傷・放射線・やけどのあと(熱傷瘢痕)が発症の原因となることがあります。
日本人では、黒色をした斑状・結節状の病変として見られることが殆どで、大きくなると中央が潰瘍となり、周囲の正常組織を破壊しながら進行することがあります。まれに色素を持たない、赤みのある色調を呈する病変として見られることもあります。多くは高齢者の眼瞼や鼻など顔面に発生し、ますが、体表のどこにでも発生することがあります。転移をきたすことは極めてまれです。

診断
臨床所見やダーモスコピー所見で典型的なものは、生検による病理組織診断を行わずに診断することが可能な疾患です。近年ではダーモスコピーによる診断の精度は非常に高いものであることが証明されていますが、診断が困難な場合は病理組織診断により確定診断を行います。
治療
通常病変辺縁より3~5mm離した手術により切除することが一般的です。また、大部分が顔面に発生するため、切除後の皮膚欠損に対し見た目を損なわない再建術(植皮もしくは局所皮弁)を行うことがあります。初回の手術で病変の取り残しがないことが確認できれば、その後は定期的な経過観察を行います。
切除が困難な部位に発生した例や、年齢や合併症などで手術が難しい場合は放射線で治療することもありますが、手術にくらべ根治性は劣ります。
極めてまれですが、局所進行性の病変や転移をきたした例に対して抗癌剤による治療が行われることがあります。
執筆協力者
●並川 健二郎(なみかわ けんじろう)
国立がん研究センター 中央病院
皮膚腫瘍科
●高橋 聡(たかはし あきら)
国立がん研究センター 東病院
皮膚腫瘍科
●中野 英司(なかの えいじ)
国立がん研究センター 中央病院
皮膚腫瘍科
●山崎 直也(やまざき なおや)
国立がん研究センター 中央/東病院
皮膚腫瘍科
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