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国立がん研究センター 中央病院

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(第49回 希少がんMeet the Expert)

「肉腫(サルコーマ):診断・治療 希少がんセンター×九州大学」岩田慎太郎・遠藤誠
(第49回 希少がんMeet the Expert)

更新日 : 2021年10月27日

公開日:2019年8月27日
  • 日時:2019年8月23日金曜日 19時から20時30分
  • 場所:国立がん研究センター中央病院 希少がんセンター待合
  • 講師:岩田 慎太郎 国立がん研究センター希少がんセンター/中央病院 骨軟部腫瘍・リハビリテーション科
  • 講師:遠藤 誠 九州大学病院/整形外科

動画

第49回肉腫(サルコーマ) 診断・治療  希少がんセンター×九州大学開会挨拶2第49回肉腫(サルコーマ) 診断・治療  希少がんセンター×九州大学講演:岩田 慎太郎・遠藤 誠2

第49回肉腫(サルコーマ) 診断・治療  希少がんセンター×九州大学ディスカッション2

第49回アンケート

開催報告

希少がんを知り・学び・集う「希少がんMeet the Expert」の第49回セミナーが、「肉腫(サルコーマ):診断・治療」をテーマに2019年8月23日に開かれました。

セミナーは、加藤陽子(希少がんセンター)による司会のもと、西田俊朗(中央病院 院長)による開会の挨拶で始まりました。「希少がんセンターは、現在、国内に当センター1カ所のみだが、将来的には希少がん診療に力を入れるいくつかの病院と連携し、ネットワークを構築したい」と西田が展望を語り、続いて、加藤がセミナーの流れと登壇者を紹介しました。

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    開会挨拶

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    司会:加藤 陽子


講演は、岩田慎太郎(希少がんセンター/中央病院 骨軟部腫瘍・リハビリテーション科)と遠藤誠(九州大学病院/整形外科)が共同で発表しました。

まずは、「肉腫とは何か」について、「多彩な組織系」「遺伝子異常との関連」「発生部位」に関する詳しい解説があり、続いて、希少がんであるため現在進められている「診療の集約化」について、その実際と課題が示されました。さらに、「肉腫診療の連携」について、九州大学病院で行われている「骨軟部腫瘍部会」という専門職腫チームでの治療連携が紹介され、国立がん研究センター希少がんセンターでの連携体制については、症例を通した実際が示されました。薬物療法については、海外の臨床試験への参加に向けた模索とともに、今後の展望としてアジアを中心とした臨床試験への取り組みが話されました。

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    講師:岩田 慎太郎

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    講師:遠藤 誠

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    講演の様子

ディスカッションは、講師の岩田慎太郎、遠藤誠、肉腫(サルコーマ)の会「たんぽぽ」の志村敬彬さん、司会の加藤陽子が登壇し、がん情報サイト「オンコロ」の鳥井大吾が進行役を務め、事前に寄せられた質問に答えるかたちで行われました。「良性の腫瘍のつもりで切除したら肉腫だったという例は、よくあることなのか」「地元の病院での病理診断に不安があるときはどうしたらいいか」などの質問に丁寧な回答がありました。「肉腫は様相が多様ながんなので、患者さんのおかれた状況もさまざまに異なっている。疑問があったら遠慮なく、直接主治医にどんどん聞いてほしい」(遠藤誠)との話があり、会場全体からの拍手のなかで、セミナーは閉会しました。

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    ディスカッションの様子

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    岩田 慎太郎

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    遠藤 誠

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    加藤 陽子

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    ディスカッションの会場の様子

    • 希子(Mareko)