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(第31回 希少がんMeet the Expert)

「肉腫(サルコーマ):体幹の肉腫」中谷文彦・遠藤誠
(第31回 希少がんMeet the Expert)

更新日 : 2021年10月26日

公開日:2019年8月23日
  • 日時:2018年10月19日金曜日 19時から20時30分
  • 場所:国立がん研究センター中央病院 希少がんセンター待合
  • 講師:中谷 文彦 国立がん研究センター希少がんセンター/中央病院骨軟部腫瘍・リハビリテーション科
  • 講師:遠藤 誠 九州大学病院/整形外科

動画

第31回肉腫(サルコーマ):体幹の肉腫開会挨拶

第31回肉腫(サルコーマ):体幹の肉腫講演:中谷 文彦

第31回肉腫(サルコーマ):体幹の肉腫講演:遠藤 誠

第31回肉腫(サルコーマ):体幹の肉腫ディスカッション

第31回アンケート

開催報告

希少がんを知り・学び・集う「希少がんMeet the Expert」の第31回セミナーが、「肉腫(サルコーマ)~体幹の肉腫」をテーマに2018年10月19日に開かれました。 

セミナーは、加藤陽子(希少がんセンター)による司会のもと、中釜斉(国立がん研究センター理事長)による開会の挨拶で始まりました。当院では、体幹の肉腫について多数の事例を扱っており、中釜からは、「肉腫は上皮性のがんと異なる点も多く、患者さん・ご家族には専門の知識をもって治療に臨んでいただけるように、最新の知識を勉強できる本日のような機会を大切にしたい」というメッセージがありました。加藤が本日の流れと登壇者を紹介しました。

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    司会:加藤 陽子

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    開会挨拶

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登壇者の紹介

 

最初は、中谷文彦(希少がんセンター/中央病院骨軟部腫瘍・リハビリテーション科)による講演で、体幹の肉腫の範囲と治療の概略について、事例画像などとともに解説されました。体幹の深部には、肺、肝臓、腸などの重要な臓器があるため、体幹の筋肉や骨にできた肉腫の治療では、これらの臓器を合併切除しなくてはならないことも多くあります。「適切な病理検査による診断にもとづいて、手術などの最初の治療を行うことが大切」であり、「腹部外科、胸部外科、泌尿器科、形成外科など、体幹の肉腫に精通した診療科による協同によって最適な治療が行われている」ことが話されました。

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    講師:中谷 文彦

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    中谷 文彦による講演の様子

 

2つめの講演は、体幹部の肉腫の発生部位や組織型と治療について、遠藤誠(九州大学病院/整形外科)が登壇しました。体幹の肉腫は組織型や発生部位が多様なうえ、発症年齢も幅広いため、「患者さんそれぞれのニーズに合わせた治療を日々模索している」とのことでした。さらに、「体幹部肉腫では、症例数の多い病院で治療を受けた場合のほうが予後がよいという研究結果が出ている」ため、「より多くの患者さんが治療開始前から、多分野の専門家による多職種チームがある病院で治療を受けることが期待される」として、専門施設の認定や情報公開などの新しい取り組みを紹介しました。

 

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    講師:遠藤 誠

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    遠藤 誠による講演の様子

ディスカッションは、講師の中谷文彦、遠藤誠、肉腫(サルコーマ)の会「たんぽぽ」副代表の友永遥さん、司会の加藤陽子が登壇し、がん情報サイト「オンコロ」の鳥井大吾が進行役を務め、参加者から事前に寄せられた質問に答えるかたちで行われました。「最初から適切な病理に従った肉腫の治療ができるようになるためには、どうしたらいいのか」「MASTER KEYプロジェクトには、80代の親でも参加できるか」「肉腫の転移の多い臓器と見つけるための検査はどのように行われるか」「肉腫の治療の後遺症にどう対処しているか」などの質問に丁寧な回答がされました。友永さんからは「たんぽぽ」で行う勉強会などの案内があり、また医師からは「患者さんからの質問が勉強になる」と感想がありました。患者・医療者の交流の大切さを再確認し、会場全体からの拍手のなかで、セミナーは閉会しました。

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    ディスカッションの様子

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    遠藤 誠

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    中谷 文彦

    • 希子(Mareko)