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ゲノムトランスレーショナルリサーチ分野(柏)トランスレーショナルリサーチグループ
- 2022年4月22日
- メンバーを更新しました
- 2021年11月25日
- 【プレスリリース】LC-SCRUM-Asiaの遺伝子スクリーニングで肺がんの新しいドライバー遺伝子「CLIP1-LTK融合遺伝子」を世界で初めて発見ーNature誌に論文発表ー
- 2021年11月15日
- スペインのArjuna Therapeuticsと難治性がんの治療薬開発にむけ共同研究契約を締結しました(外部サイトにリンクします)
- 2021年10月12日
- EGFR遺伝子変異肺がんの耐性に関する論文をCancer Cellに発表しました
- 2021年8月10日
- メンバーを更新しました

基礎研究から臨床開発までを一体的に行う、いわゆる“橋渡し研究”(トランスレーショナルリサーチ)を目的としたグループです。基礎医学の様々な分野の専門家とがん治療の専門医が領域の垣根を越え、がん撲滅のために力を合わせて努力しています。私たちが目標とするのは以下の領域です。
- バイオマーカーの探索・確立
同じ種類のがんでもその原因、治療効果は人によって様々です。個々に最適な治療を提供するために、治療効果を予測できるバイオマーカーの発見は必要不可欠です。 - 数理モデルを用いたがん発症・進展・治療効果予測
これまでに積み上げられてきた膨大な知見と最新のデータに基づいた数理モデルを構築し、がん発症、進展、薬剤耐性といったがんの様々な側面に対して、体の中で何が起こっているのかという”本態”を定量的に解明することからがんへの対抗策を提案していきます。 - 新しい診断・治療薬の開発
分子標的癌治療薬を開発する上で、癌の特性(Cancer Hallmarks)と脆弱性(Cancer Vulnerability)を理解することは非常に重要です。我々は癌の特性の1つである「ゲノムの不安定性」に着目し、癌の脆弱性に影響を与えるターゲット因子を探索しています。これらの知見を最大限に活用し、国内外のアカデミア、バイオテック、製薬会社と協力しながら、新規分子標的治療薬の研究・開発を目指します。 - 薬剤耐性機序の解明・克服
近年注目されている分子標的療法は、がん治療を大きく進歩させました。しかしがんはやがて再発してしまいます。我々は、センターの臨床部門、国内外のさまざまな施設との共同研究を通じて、この薬剤耐性がなぜ起こるのかを明らかにし、これを防ぐ治療の開発を目指します。
関連リンク
- Dana-Farber/Harvard Cancer Centerの紹介ページ (外部サイトにリンクします)
- Harvard Catalystの紹介ページ (外部サイトにリンクします)