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国立がん研究センター発ベンチャー2社が誕生しました
国立がん研究センターでは、研究成果の社会還元をするため、知的財産戦略、産学連携を積極的に推進し、その一環として、センター発ベンチャー企業による研究成果の実用化を支援しています。センターの役職員が成し得た知的財産権や研究成果等を活用するために設立したベンチャーからの申請に対し、研究成果の活用が期待できるベンチャーを国立がん研究センター発ベンチャーと認定しています。
センター発ベンチャーと認定されることにより、研究設備等の利用、知的財産権の実施許諾、シーズ開発の支援等を受けることができます。これらによりがん治療、診断、予防におけるイノベーションを起こし、臨床応用を推進することを目指しています。
先月9月には1社目として、先端医療開発センター免疫療法開発分野 吉村清分野長(築地)がサイエンティフィック・アドバイザーを務めるノイルイミューン・バイオテック株式会社(外部サイトにリンクします)が認定されました。ノイルイミューン社では、CAR-T細胞療法を主とした次世代型免疫療法の開発に取り組んでいます。
さらに今月には、手術機器開発分野 伊藤雅昭分野長(東病院 大腸外科長)らによる株式会社A-Traction(外部サイトにリンクします)がセンター発ベンチャーの認定を受けました。A-Traction社では、全国有数の症例数と技術を誇る東病院内視鏡下手術の現場で生まれたニーズをもとに、腹腔鏡手術支援ロボットの開発を行っています。
両社とも、日本発の革新的医薬品・医療機器をがん患者さんのもとに届けるべく邁進してまいりますので、皆様のあたたかいご支援・ご鞭撻を賜りますようよろしくお願いいたします。
詳細は下記のプレスリリース、各社ホームページをご覧ください。