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副腎皮質がんにおける Wnt/β カテニン経路異常を同定する最適なバイオマーカーの確立と免疫微小環境の関連の検討

更新日 : 2022年5月16日(確認)

公開日:2022年1月28日

研究代表者

米盛 勧(よねもり かん)

希少がんグラント

共同研究者

  • 矢崎 秀(やざき しゅう)
  • 国立がん研究センター中央病院 腫瘍内科

  • 小島 勇貴(こじま ゆうき)
  • 国立がん研究センター中央病院 腫瘍内科



  • 吉田 裕(よしだ ひろし)
  • 国立がん研究センター中央病院 病理診断科

  • 谷田部 恭(やたべ やすし)
  • 国立がん研究センター中央病院 病理診断科長
  • 国立がん研究センター研究所 分子病理分野長

  • 市川 仁(いちかわ ひとし)
  • 国立がん研究センター研究所 臨床ゲノム解析部門

  • 白石 航也(しらいし こうや)
  • 国立がん研究センター研究所 ゲノム生物学研究分野ユニット長

  • 河野 隆志(こうの たかし)
  • 国立がん研究センター研究所 ゲノム生物学研究分野長

研究概要

副腎皮質がんは身体のバランスに関わるホルモンを産生する副腎という臓器から発生する希少がんです。切除不能もしくは他の臓器に転移をきたした場合は、病気の進行を抑えるために薬物療法を行います。副腎に直接作用するミトタンやミトタンと抗がん剤の併用療法が用いられますが、その他の治療選択肢は乏しく治療開発が望まれています。
近年、網羅的遺伝子解析の結果、約40%の症例でβカテニン経路が活性化していることが明らかになりました。βカテニン経路の活性化を有する患者さんは悪性度が高く、がん組織への免疫細胞の浸潤が少ないことが報告されており、治療標的として期待されています。しかし、βカテニン経路の活性化を簡便かつ正確に同定する手法はありません。そこで我々は、当院で治療を受けられた副腎皮質がん患者さんの臨床検体を使用しβカテニン経路活性化の同定手法を確立し、免疫微小環境との関連を評価する研究を行います。本研究成果をもとに、副腎皮質がんの治療成績向上のため、βカテニン経路阻害薬の臨床試験を展開することを目指します。

中央病院腫瘍内科
国立がん研究センター中央病院 腫瘍内科

研究代表者から患者さんやご家族へのメッセージ

副腎皮質がんは、副腎皮質から発生する非常にまれながんの1つで、副腎のホルモンに関係する症状もでることがあります。転移している場合や再発していて手術治療の適応とならない場合の治療選択肢は乏しく、治療開発も遅れているがんの一つです。我々は、薬物療法の開発の視点から副腎皮質がんの病態を深堀りし、製薬企業と議論・連動して、副腎皮質がんにおける医薬品の治療開発を促進していきます。

研究の成果

準備中