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Tsukji TR Board

お知らせ

Tsukji TR Boardとは?

Tsukiji TR Boardは、築地キャンパスのトランスレーショナル・リサーチ(TR)を活性化すること、及び製薬企業・アカデミアへの築地TR研究体制の“見える化”“易アクセス化”を目的に、中央病院と研究所が一体となって進める新たなTR研究の枠組みです。Tsukiji TR Boardの取り扱うTR研究は、1.製薬企業とのTR研究と、2.アカデミアとのTR研究を対象としています。

TR Boardでは、TR研究を促進するために、中央病院の臨床家と研究所の研究者のコアメンバーが2017年10月より定期的に集合し、築地キャンパスで実施するTR研究の情報共有及び方向性の決定を、情報の機密性を守った形で行っています。

コアミーティングでは、病院からの情報共有として、早期開発(第I相臨床試験やファースト・イン・ヒューマン(FIH)臨床試験などの企業治験)や、製薬企業側から相談されたTR研究に関する情報が扱われます。研究所側からは、同様に製薬企業側から相談されたTR研究に関する情報と、新規標的探索や耐性メカニズム解明、新規バイオマーカーの開発などの情報を提供し共有します。さらには、アカデミアとの新規シーズ開発、および付随するTR研究などにも積極的に取り組んでいきます。臨床と基礎が密に連携し、NCCから魅力あるTR研究を提案、発信していきます。

現在、包括的な付随研究の研究計画書を作成し、迅速にほぼ全ての付随研究が開始できる体制を整えています。研究所からは、基盤的臨床開発研究コアセンターのコア・ファシリティ(FIOCパンフレット)において、ゲノム・エピゲノム・プロテオーム等オミックス解析や免疫学的解析を請け負っています。

Tsukji TR Boardの組織図

Tsukji TR Boardは、中央病院の臨床家と研究所全分野の研究者から組織されています。中央病院と研究所のコアメンバーで月1回定期的に情報交換しているとともに、中央病院では月2回若手メンバーによるコア会議(TTRB中央病院体制)を開催し、様々な課題に迅速に対応しています。

組織図の画像

NCC-Tsukiji TR Board組織図

TTRB 中央病院体制

TTRB中央病院体制

Tsukiji TR Boardの具体的な取り組み

1.製薬企業とのTR研究

FIHにつながる企業医薬品シーズの基礎開発や、治験など企業による臨床試験の付随研究を行っています。

2018年3月14日時点

付随研究
付随研究課題数診療科治験治療薬研究所担当
医師主導治験企業治験分子標的薬免疫療法
11
(Mater Key Project 3課題)
先端医療科 10 1 7 4 FIOC
乳腺・腫瘍内科 細胞情報学分野
血液腫瘍内科 腫瘍免疫分野
小児腫瘍科 ゲノム生物学分野

2.創薬のためのJ-PDXライブラリー作成事業(AMED CiCLE事業に採択)

新薬候補薬剤のスクリーニング及び前臨床試験を促進するために、詳細な臨床情報の付帯した日本人由来のPDXを作成しています。ドナー患者由来のPDXマウスを用いたpre-clinical studyの結果と、臨床試験の結果を比較するCo-clinical studyにより、治療効果予測モデルとしての有用性を評価します。

3.Rainbowプロジェクト

急激に薬剤耐性になった症例やスーパーレスポンダーなど、薬剤の分子機構に興味があるとき、臨床家の要請により、使用できる臨床検体に応じた解析を行い2週間ほどで解析結果を返却します(現時点ではNCC内のみ対象)。

4.Immuno-Genome Atlas

末梢血の解析のみでは明らかにできなかったがん微小環境に関して、ゲノム解析とシングルセルレベルでの免疫学的解析を融合し、メジャーがん・アジアがんを対象に、がん細胞と免疫細胞の相互作用の全貌を明らかにします。