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平成22年度がん対策情報センター「患者・市民パネル」委嘱状交付式・説明会

開催日時

開催日:2010年6月9日(水曜日)
開催時間:13時から16時

会場

国立がん研究センター特別会議室

プログラム

  • 理事長あいさつ
  • 委嘱状交付式
  • がん対策情報センターの活動紹介
  • 「患者・市民パネル」のこれまでの活動、今後の活動予定
  • がんの情報提供に関するこれまでの取り組みと本日の検討会
  • グループディスカッション
  • 各グループの検討結果報告
  • がん対策情報センター長補佐あいさつ

概要

6月9日に平成22年度がん対策情報センター「患者・市民パネル」委嘱状交付式・説明会が行われました。

「患者・市民パネル」は、がん対策情報センターの活動を応援してくださる患者さん、ご家族、一般市民の方で構成されるもので、今年で3年目を迎えます。任期は2年間で、昨年度から引き続き活動していただいている42名、今年度から新しく加わっていただいた58名、あわせて100名での活動となります。当日は北海道から沖縄まで、全国各地から64名の方が出席されました。

理事長あいさつ写真

まず、嘉山理事長より歓迎の言葉と、4月より独立行政法人として新しい組織となった国立がん研究センターの活動に大いに期待していただきたいこと、そして患者・市民パネルとしてがん研究センターの活動に対してご意見をお寄せいただきたいというあいさつがあり、理事長より参加者一人ずつに委嘱状をお渡ししました。

続いて若尾情報センター長補佐より、国立がん研究センターがん対策情報センターがどのような機関であるのか、6つの機能について紹介がありました。その後、担当者から患者・市民パネルの活動としてどのようなことを行ってきたのか、また本年度どのようなことを予定しているのかについて紹介され、がん対策情報センターの活動、特に患者さん、ご家族、一般の方向けに発信している情報についてご意見を伺いたいと締めくくられました。

後半は、がんに関する信頼できる情報を届けるためにどのようなことが必要なのか、8グループに分かれてディスカッションをしていただき、その内容についてグループごとに報告されました。各グループからは、参加者のがんに関する経験、地域性などを踏まえた必要なサービスについて報告されました。

総括として、若尾センター長補佐より、がん情報サービスをはじめとする情報媒体についても、「待ちの姿勢」ではなく、積極的に情報を出していく必要性を再認識したこと、がんの情報提供については、担当医がキーパーソンであり、すべての情報を伝えることは難しくても情報への導入が重要であること、そのためにこのほど完成したがん「患者必携」などが活用される仕組みをつくっていく必要があること、がん情報サービスについては、どうすれば入りやすく使いやすいものとなるのかについて引き続き皆さんからのご意見をお寄せいただき、改修していきたいことが述べられました。

終了後の簡単な交流会には、交付式参加者のほぼ全員が参加され、それぞれの思いを語り合う場となりました。

全国からお集まりいただいたパネルの方々、どうもありがとうございました。多くの方のお役に立つ充実したものとなるようよろしくお願いいたします。

第4回「患者・市民パネル」の募集は、平成22年12月ごろを予定しています。