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(第20回 希少がんMeet the Expert)

「肉腫(サルコーマ):小児期・思春期・AYA世代」川井 章・荒川 歩
(第20回 希少がんMeet the Expert)

更新日 : 2021年10月25日

公開日:2019年9月19日
  • 日時:2018年4月20日金曜日 19時から20時30分 
  • 日時:2018年4月20日金曜日 19時から20時30分 
  • 講師:川井 章 国立がん研究センター希少がんセンター長/中央病院骨軟部腫瘍・リハビリテーション科長 
  • 講師:荒川 歩 国立がん研究センター希少がんセンター/中央病院小児腫瘍科  

動画 

第20回肉腫(サルコーマ) 小児期・思春期・若年成人(AYA)世代開会挨拶第20回肉腫(サルコーマ) 小児期・思春期・若年成人(AYA)世代  講演:川井 章第20回肉腫(サルコーマ) 小児期・思春期・若年成人(AYA)世代講演:荒川 歩第20回肉腫(サルコーマ) 小児期・思春期・若年成人(AYA)世代ディスカッション

第20回アンケート

開催報告 

希少がんを知り・学び・集う「希少がんMeet the Expert」の第20回セミナーが、「肉腫(サルコーマ)~小児期・思春期・AYA(若年成人)世代~」をテーマに2018年4月20日に開かれ、患者・家族など35名の参加者がありました。 

セミナーは、加藤陽子(希少がんセンター)の司会のもと、中釜斉(国立がん研究センター理事長)の開会挨拶で始まりました。今回は、骨腫瘍と小児腫瘍の2つの分野をそれぞれ専門とする2名の医師による講演です。肉腫は、希少がんのなかでも発症数の多い疾患であること、最新の進歩の状況は楽しみであり、「会場のみなさんからのご意見を参考にして改善すべきことに生かしていきたい」と期待を語りました。

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    司会:加藤洋子

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    開会挨拶

1つ目の講演は、川井章(希少がんセンター長/中央病院骨軟部腫瘍・リハビリテーション科長)が小児・AYA世代の肉腫の診断と外科手術について話しました。小児・AYA世代の肉腫の特徴は、診断時にすでに遠隔転移やリンパ節転移が生じている比率が、成人の場合より高いことです。進行した段階で治療を開始することが多いながら、診断と手術の進歩により、現在同院では骨肉腫の初回手術で90%近くが患肢を温存できるようになっています。このほか、人工関節の耐久率や、再手術の1つである回転形成術、自家骨を用いた形成手術など、骨の成長に対応する延長型人工関節について実際の例を解説しました。

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    講師:川井

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    講演中の会場の様子

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講師:荒川歩

続いて、荒川歩(希少がんセンター/中央病院小児腫瘍科)による講演では、小児期からAYA世代の肉腫の特徴、晩期副作用とそれに配慮した治療、再発した小児肉腫に対する新しい治療薬について解説されました。晩期副作用は、治療が終わってから遅れて出てくる副作用や症状のことです。この年代の肉腫は、化学療法、手術、放射線照射を組み合わせた治療が高い効果を示しますが、発達段階に行われるため、成長への影響が現れる場合があります。「がんをしっかり治す治療を前提として、患者さん・ご家族には、治療の段階から適宜、情報を提供していくことがとても重要」との話がありました。

ディスカッションは、がん情報サイト「オンコロ」の鳥居大吾を進行役にして、講演の川井章と荒川歩、若年性がん患者団体「STAND UP!!」の若井亮治さん、司会の加藤陽子が、事前に会場から寄せられた質問に答えるかたちで行われました。「シスプラチンによる聴力障害のフォローアップについて」「なぜ小児には強い抗がん剤治療が可能なのか」「子宮肉腫に抗がん剤が効きにくい理由はわかっているか」「進学などのライフイベントと治療の両立に関する悩みに、どう答えを出しているか」などの質問に対し、丁寧な回答と意見交換が行われました。

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    質疑応答:川井 章

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    質疑応答:荒川 歩

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    若年性がん患者団体「STAND UP!!」の若井亮治さん

会場からは、NPO法人「がんノート」の岸田徹さんから「がん経験者の情報を、いまがんを治療している人へ」というコンセプトのもと行われている同会の情報提供の活動について紹介があり、さまざまな患者団体の交流が広がっていることを実感できるセミナーでした。

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    ディスカッションの様子

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    NPO法人「がんノート」の岸田徹さん

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    フロアからも声が寄せられて盛り上がったディスカッション

    • 希子(Mareko)