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肝がんの肉腫様変化に関わるゲノム異常解明を目指した基盤構築

更新日 : 2022年5月18日(確認)

公開日:2022年1月28日

研究代表者

森末遼(もりすえりょう)
  • 森末 遼(もりすえ りょう)
  • 国立がん研究センター 先端医療開発センター(柏)臨床腫瘍病理分野
  • 国立がん研究センター東病院 肝胆膵外科

希少がんグラント

共同研究者

  • 小嶋 基寛(こじま もとひろ)
  • 国立がん研究センター 先端医療開発センター(柏)臨床腫瘍病理分野ユニット長
  • 国立がん研究センター東病院 病理・臨床検査科


  • 高阪 真路(こうさか しんじ)
  • 国立がん研究センター研究所 細胞情報学分野ユニット長

研究概要

がん細胞はまれながら肉腫細胞に似た形に変化することがあり、この現象を肉腫様変化といいます。そして、肉腫様変化を伴った肝がんを肉腫様肝がんと呼びます。肉腫という単語が用いられていますがあくまでも上皮性悪性腫瘍(がん腫)です。
肉腫様肝がんは肝がんの中でも最も予後不良ながんの一つであることは知られていますが、その特徴について詳しいことはわかっていません。近年、我々は肉腫様肝がん組織内にリンパ球が豊富にあるといった腫瘍免疫学的特徴について報告してきましたが、ゲノム解析についてはほとんどすすんでおらず、特に肝がんの肉腫様変化に関わるゲノム異常は明らかではありません。
本研究では、肉腫様肝がんのうち肉腫様成分と肝がん成分のゲノムを解析することで肝がんの肉腫様変化に関わるゲノム異常の解明を目指し、まずはその基盤となる体制構築を行います。
本研究の発展により肉腫様変化に関わるゲノム異常が明らかになることで肉腫様肝がんの新しい診断法や治療の開発に貢献できる可能性があります。

肉腫様肝がん

研究代表者から患者さんやご家族へのメッセージ

肝がんはひとたび肉腫様変化が生じるととても悪性度の高いがんになることはわかっていますが、それ以外の特徴、特に遺伝子の異常についてはほとんど分かっていません。今回希少がんグラントを通じてご支援をいただいた方々に深く感謝申し上げるとともに、本研究によって悪性度の高い肉腫様変化を伴う肝がんを克服するための基礎となるような情報を提供できるようにさらに研究を進めて参ります。

研究の成果

準備中