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治療晩期障害として放射線性顎骨壊死を発症し、治療や生活に問題を抱える頭頸部がん患者の後ろ向きコホート研究

更新日 : 2022年6月2日(確認)

公開日:2022年1月28日

研究代表者

八岡 和歌子
  • 八岡 和歌子(やつおか わかこ)
  • 国立がん研究センター中央病院 歯科

希少がんグラント

共同研究者


  • 村上 直也(むらかみ なおや)
  • 国立がん研究センター中央病院 放射線治療科

  • 上野 尚雄(うえの たかお)
  • 国立がん研究センター中央病院 歯科

研究概要

頭頸部がんの放射線治療は、予後に大きく貢献する大事な治療です。しかし治療を受けた方の7~12%に、放射線性顎骨壊死という後遺障害が発症し、重症化すると時には病的骨折や皮膚瘻孔(膿の出る孔)を形成するなど、生活に大きな支障をきたします。
歯科でも予防に努めておりますが、適切な介入のためのエビデンスある情報が少ない上、地域によっては歯科受診自体も難しい場合もあり、その対応は未だ十分とは言えません。また発症した際の治療も外科手術が中心であり、手術を選択しなかった場合の予後・生活への不安を払拭できない、との声を多く伺います。
この研究の目的は、当院での過去10年間における顎骨壊死の実態(発症の要因、治療内容やその経過)、日常生活への影響(食事、コミュニケーション、整容など)、療養環境や困りごとなどを調査することで、発症のリスク因子、適切な治療と予防方法、療養環境を明らかにし、安心して生活を送るための指針を作ることです。

中央病院 歯科チーム
中央病院 歯科チーム

研究代表者から患者さんやご家族へのメッセージ

歯科では、患者さんやご家族から「歯が痛いのに、リスクがあるため、歯科治療を断られた」、「地元で歯科治療を受けていいのか不安」、「顎骨壊死を起こしてしまったけど、手術は怖くて受けたくない、どうすれば」といった、顎骨壊死に関わる相談をとてもよく受けます。この研究をそのような悩み・相談の解決に繋げて、頭頸部がん放射線治療を乗り越えられた患者さんが、これからも地域で安心して質の高い生活を送っていただくための社会基盤・体制づくりのお手伝いができればと思っております。

研究の成果

準備中