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プロテオーム解析支援
1. 質量分析を用いたタンパク質の解析概要
担当 足達俊吾(FIOCプロテオーム解析部門、shadac2●ncc.go.jp)
質量分析を用いたタンパク質解析の支援を行います。質量分析を用いた解析では近年の装置やデータ解析技術の発展により一度の解析で8,000種程度のタンパク質、10,000種程度のリン酸化サイトの相対定量が可能となっております。また解析スループットの大幅な向上(30samplas/ day程度)により、短期間での複数サンプル比較や再現性確認が可能となっています。条件や実験手法、サンプル数など柔軟な対応が可能ですので、ご興味をお持ちの方は一度ご相談いただけますと嬉しいです。
- LC装置:EVOSEP ONE (EVOSEP社)
- 質量分析装置:Q Exactive HF-X (Thermo社)
- サンプル調整装置:Assist Plus(Integra社) 他
支援メニュー1:細胞、組織中のタンパク質の定量解析
細胞中や、固定サンプル中のタンパク質のShotgunやDIAを用いた相対定量解析を行います。一度の解析に用いるタンパク質量は200ng程度でして10ug以上のタンパク質があれば十分な解析が可能です。少ない量の場合はご相談いただけますと嬉しいです。
支援メニュー2:タンパク質複合体解析
細胞内のタンパク質複合体の解析を行います。共沈降解析(抗体、核酸、低分子化合物プローブなどを用いた方法)、近接標識を用いた解析(TurboID、APEX、TSAを用いた方法)、クロスリンクを用いた方法を用いた解析などをルーチンに利用しております。こちらでサンプル調整を行うことも、サンプル調整をしていただいたサンプルの解析を行うことも可能です。共沈降解析など、タンパク質としての定量限界以下でも十分な同定定量結果が得られることがあります。
支援メニュー3:タンパク質修飾の解析
細胞内のリン酸化などのタンパク質修飾の網羅的解析を行います。リン酸化ペプチドの精製を行いますので、>200ug以上のタンパク質が準備できれば十分な解析が可能であると考えております。細胞等のサンプルをお送りいただけましたらこちらでサンプルを調製し、測定させていたただきます。
2. 逆相タンパクアレイを用いたタンパク質の解析
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